018
( 4 / 7 ) ターミナルから船が発射して数分。辺りは星屑でたくさんだ。
銀「なに?定春がさらわれたって?」
クチャクチャ
神「そうアル。私もう旅行なんて楽しめそーにないヨ。」
ガツガツ
銀「だーからババアに預けとけって言ったんだよ、もう。台無しじゃねーか旅行が…。」
ちゅるるる
璢「ねえねえ。これも頼んでいい?」
銀「あぁ。好きなモン頼め。全部タダらしいぞ。」
璢「じゃあフライドチキン追加ァァァ!」
新「台無しなのはお前らの人間性だよ。」
神「だって定春だけ残していくのかわいそーネ!銀ちゃんは定春かわいくないアルか!!」
銀「旅先でギャーギャー喚くんじゃねーよ。あーあ興冷めだ。もう帰るか。」
璢「もう帰るの?早くない?」
『――皆様、よろしければ左側の窓をご覧になって下さい。あれが太陽系で最も美しいとされる我らが母なる星、地球です。』
神「わーキレイだ〜。」
新「わー、じゃねーよ!キッチリエンジョイしてんじゃねーか!なんだオメーら!」
銀「小さな悩みなんてどーでもよくなってくるな〜〜。」
神「ホントアル。心洗われるヨ。」
新「洗っちゃいけないよ!心に遺しておかなきゃいけない汚れもあるよ!」
璢「……なんかキレイさっぱりしたなァ。あ、君誰?」
新「璢さんんんんん!?」
カチャッ
「動くな。」
新「え?」
突然新八に銃が向けられた。
「キャアアアア!!ハイジャックよ、ハイジャックだわ!!」
「うるせー騒ぐなァァ!!」
犯人は3人と見られる。みんな顔を半分隠していてそれぞれ銃を一丁装備。
「これよりこの船は我々革命組織『萌える闘魂』が乗っとった!貴様らの行く先は楽しい観光地から地獄に変わったんだ!」
新「ヤ…ヤバイよ。銀さん、璢さん。」
銀「俺死んだら宇宙葬にしてもらおっかな。」
璢「星になれる気がするもんね。」
神「ああ。なれるともさ。」
新「うぉ――――い!ホントに星になっちまうぞ!!」
「オイ貴様ら何をやっている?我らの話きいてい…」
銃を構えた犯人のひとりがやってきた。神楽はすぐさま反応。
ガゴッ
神「ほァたァァァ!」
「ぐぁ!!」
神楽は足蹴りで一人目。
「きっ…貴様ァァ!!」
そこへ銀兄は神楽の上を飛び一人を足蹴り攻撃。
ドカッ
「動くな!!」
気づいた犯人が銃を構えやってきた。だが下に皿を構えた新八が潜んでいた。それに気づくのに一足遅れた犯人。
新「くらうェェ!!」
ガシャァン
「ぐぁあ!!」
ドサァ
「うおおおおスゲー!」
「侍!ラストサムライ!!ブラボー!!」
こうして3人の犯人を怯ませた私達はヒーローとなった。 [ ← ] [ もどる ] [ → ] |
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