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ターミナルから船が発射して数分。辺りは星屑でたくさんだ。


銀「なに?定春がさらわれたって?」


クチャクチャ


神「そうアル。私もう旅行なんて楽しめそーにないヨ。」


ガツガツ


銀「だーからババアに預けとけって言ったんだよ、もう。台無しじゃねーか旅行が…。」


ちゅるるる


璢「ねえねえ。これも頼んでいい?」


銀「あぁ。好きなモン頼め。全部タダらしいぞ。」


璢「じゃあフライドチキン追加ァァァ!」


新「台無しなのはお前らの人間性だよ。」


神「だって定春だけ残していくのかわいそーネ!銀ちゃんは定春かわいくないアルか!!」


銀「旅先でギャーギャー喚くんじゃねーよ。あーあ興冷めだ。もう帰るか。」


璢「もう帰るの?早くない?」


『――皆様、よろしければ左側の窓をご覧になって下さい。あれが太陽系で最も美しいとされる我らが母なる星、地球です。』


神「わーキレイだ〜。」


新「わー、じゃねーよ!キッチリエンジョイしてんじゃねーか!なんだオメーら!」


銀「小さな悩みなんてどーでもよくなってくるな〜〜。」


神「ホントアル。心洗われるヨ。」


新「洗っちゃいけないよ!心に遺しておかなきゃいけない汚れもあるよ!」


璢「……なんかキレイさっぱりしたなァ。あ、君誰?」


新「璢さんんんんん!?」


カチャッ


「動くな。」


新「え?」


突然新八に銃が向けられた。


「キャアアアア!!ハイジャックよ、ハイジャックだわ!!」


「うるせー騒ぐなァァ!!」


犯人は3人と見られる。みんな顔を半分隠していてそれぞれ銃を一丁装備。


「これよりこの船は我々革命組織『萌える闘魂』が乗っとった!貴様らの行く先は楽しい観光地から地獄に変わったんだ!」


新「ヤ…ヤバイよ。銀さん、璢さん。」


銀「俺死んだら宇宙葬にしてもらおっかな。」


璢「星になれる気がするもんね。」


神「ああ。なれるともさ。」


新「うぉ――――い!ホントに星になっちまうぞ!!」


「オイ貴様ら何をやっている?我らの話きいてい…」


銃を構えた犯人のひとりがやってきた。神楽はすぐさま反応。


ガゴッ


神「ほァたァァァ!」


「ぐぁ!!」


神楽は足蹴りで一人目。


「きっ…貴様ァァ!!」


そこへ銀兄は神楽の上を飛び一人を足蹴り攻撃。


ドカッ


「動くな!!」


気づいた犯人が銃を構えやってきた。だが下に皿を構えた新八が潜んでいた。それに気づくのに一足遅れた犯人。


新「くらうェェ!!」


ガシャァン


「ぐぁあ!!」


ドサァ


「うおおおおスゲー!」


「侍!ラストサムライ!!ブラボー!!」


こうして3人の犯人を怯ませた私達はヒーローとなった。
 
 
 
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