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( 5 / 7 ) 璢「じゃ――――ん!!着替えましたァ!!」
暑かったから上着は着ずに袖のシャツを捲り上げて。ズボンは何故か知らないが短パンだった。しかも結構短め。
もしかして女の子用?
近「似合うじゃないか!!なあトシ、総悟!!」
沖「本当でィ。孫にも衣装とはこのことだ。」
璢「言っとくけど私の方が年上だからねー?」
土「………………おら。行くぞ。」
あれ?反応なしなし?つまんないのー。
沖「土方さん、土方さん。」
土「あ゛?」
沖「可愛いんなら素直に言いなせェ。ヘタレ方。」
土「総悟ォォォォ!!」
土方さんは走り逃げる総悟を全力で追い掛けていった。
璢「あいつらって本当に仲良しだねェ。」
近「だろォ?全く可愛い奴らよ!!」
ガハハハハッと大声で笑う近藤さん。
璢「近藤さんに慕う意味がなんとなくわかる気がするなァ。」
近「ん?なんか言ったか?」
璢「んーん。何にも。
それより止めなくていいの?」
ドカーン
ガキンッ
沖「死ねェェェ土方ァァァ!!」
土「おま、ちょ、危ねーだろ!!」
喧嘩は二人だけに留まらず近くの民家までもを巻き込んでいた。
璢「さすがにあれはダメでしょう…。」
真撰組が嫌われるもう一つの理由がわかった璢であった。 [ ← ] [ もどる ] [ → ] |
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