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―――――――......


「オッさんだってなァ、最初から謝れば怒んないよ、そんなに。」


結局オッさんに捕まった私達は正座をさせられ説教を聞かされている。


ってかこの怒り方、うぜェな。


「悪いことしたら謝るのが筋だろ。違うか?ん?なんで逃げた。」


銀「…いや、河童だったから。」


「河童ァ?なんじゃそりゃ。訳のわからんこと言ってごまかそーとするな。」


璢神「「おめーが一番訳わかんねーんだよ(ヨ)。」」


「オッさんのどこが訳わかんねーんだ!!このダブル小娘ェ!!それからお前じゃなくて海老名さんと呼べェ!!」


璢「え?河童なのに海老なの?色違うじゃん、色が。」


海「海老じゃねェ、海老名だ!!」


新「あれ?この言い方どこかで…。」


海「まァ割れたのが眼鏡の方で良かったよ。これでお前もし皿が割れてたら流石のオッさんもキレてたね。お前ら全員ボコボコだったよ。」


そう言って喧嘩を売る態度を見せる海老名。


銀「うぜーよ、このオッさん。」


海「いいか、俺の皿だけは。この皿だけは何人たりとも触れさせね…」


銀「!」


ガン


海「ぐはっ!!」


新銀「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」」


池に戻ろうとする海老名の頭の皿に勢いよく何かがぶつかった。


新「皿割れたァァァァ!!」


銀「大変だァァァ!!皿が割れたぞ!!」


璢「何が大変なの?」


ぎゃあきゃあと騒いでいる時だった。


「あ、ゴッメ〜ン。ゴルフの素振りやってたら手ェすべっちゃった〜。」


突然頭上から声がする。


「だから早く出てけって言ったじゃ〜〜ん。ここはあんたの家じゃない。俺の土地なんだよ〜。


この池もそこの草も土もぜ〜〜んぶ俺が買い取ったんだからさァ。」


海「やかましーわ。こちらとらなァ、てめーらが親父の金玉に入ってる頃からここに住んでんだ!!何で出てかなきゃならねェ!!っていうかあんまこっち見んな恥ずかしーから!!」


皿が割れてちょっぴりシャイになっただけじゃん。あの皿意味あんの?


「ここら一帯にどでかーいゴルフ場をつくりたいのよ。それにはこの池が邪魔なんだってば!


アンタの住む池なら他に用意してやるからここから出ていってくんない?」


海「そうゆう問題じゃねーんだよ!!ここはなァ、俺だけの池じゃねーんだ。ここはアイツの…」


アイツ?アイツって他に誰かいるの?


「なんかよくわかんないけど、これ以上俺の邪魔するならそれ相応の覚悟はしといてよ。どっからゴルフボール飛んでくるかわからないよ…。」


海「…………。」
 
 
 
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