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天人に囲まれ最早絶体絶命の危機。桂がボソッと呟いた。


桂「……これまでか。敵の手にかかるより最後は武士らしく潔く腹を切ろう。」


璢「腹を切る?なに言ってんのよ。」


彼女も既に限界なのか息を切らしている。にも関わらず構えた体勢は崩さない。


銀「ヅラァ。


美しく最後を飾りつける暇があるなら、最後まで生きようじゃねーか。


璢「腹を切ること考えるより前を向いてよ。」


その男 銀色の髪に血を浴び


その女 宙を自由に舞い


銀「行くぜ。ヅラ、璢。」


璢「うっしゃ。」


桂「ヅラじゃない桂だ。」


ガチャン


戦場を駆る姿は まさしく夜叉


敵を駆る姿は まさしく蝶







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お前らテロなんてやってる暇があるならペロの散歩にでも行ってきな







 
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