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「お゛お゛お゛お゛!!もう始まってんぞ!!」


「速ェェ!!ものスゲェ速ェェ!!」


「あまりの速さに二人ともメットとハンマーを持ったままのよーに見えるぞ!!」


確かに異常じゃないかってくらいの速さで二人の勝負は行われていた。


土「ホゥ。総悟と互角にやりあうたァ何者だ、あの娘?奴ァ、頭は空だが腕は真撰組でも最強をうたわれる男だぜ…。」


銀「互角だァ?ウチの神楽にヒトが勝てると思ってんの?奴はなァ、絶滅寸前の戦闘種族"夜兎"なんだぜ。スゴイんだぜ〜。」


土「なんだと。ウチの総悟なんかなァ…」


新「オイッ!!ダサいから止めて!!俺の父ちゃんパイロットって言ってる子供なみにダサいよ!!


っていうかアンタら何!?飲んでんの!?」


銀「あん?勝負はもう始まってんだよ。」


璢「勝負してるんならこの手離してェ。」


銀「ダメだ。どうせ総一郎君とこ行くんだろ?」


璢「だって総悟ねェ、いい匂いするからァ。」


銀「で、引っ付くんだろ。もっとダメだ。」


璢「ええー。」


土「……………ほう。手放したくないってか。随分とした束縛だな。」


銀「あん?てめェこの璢の可愛さわかってねーから言えんだよ。見ろよ、この潤んだ瞳、ピンク色の頬、ぷるぷるの唇。」


銀時が猫を持ち上げるように璢を持ち上げ土方に見せる。


ジッ


土方は璢を見つめる。銀時の発言が少し周りにも聞こえたらしく璢に注目する。


璢「にゃにさァ。食べるぞコノニャロー。」


ガオッとライオンの真似をする璢。


なんか、可愛いなオイ。


みんなの意見が一致した。


銀「これはどう見たって誘」


新「もうやめろよォォォォ!!なに子供を遠回しにアピールしねェ母親みたいな会話!!」


銀「よし。次はテキーラだ。」


土「上等だ!!」


璢「ZZz。」


新「話変わっちゃってるしィィィィ!!自慢された当の本人は寝てるしィ!!」


一方その頃、神楽VS総悟は「璢は私のネ!!」「いんや。一晩約束した俺のもんでィ!!」と言い合いになりただの喧嘩になってしまった。


新「だからルール守れって言ってんだろーがァァ!!」
 
 
 
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