最近「あの子さあ〜天然って言われたがってるよね〜」
「自称天然だもんね〜」
という会話を聞いて凄くびっくりしたのですが
天然ってなりたがるもんなの?!

いや別に天然って悪いことじゃなくて私の友人の天然な彼女にはいつも癒されるのですがなりたいと思ってなるようなものじゃないというかなんというか…というかなりたいとおもうのか…
なんだ…私が知らないだけで天然ってそんなにいいものなのか…?

天然だと虫歯が治ります! というような代物なのでしたら、私も四六時中「私妖精が見えるんですよ〜」と言いまくるのですが(癒されるどころか空気を破壊する予感はある上に虫歯が二本ある)、そんなことあるわけないしなあ……

昔北海道にいった時にマリモが露店で売られていまして
「えっマリモって天然記念物だろ?! 売っていいの!?」
と側にあった札をみると「このマリモは噛みません!」と書いてありまして
「えっマリモって噛むの?! 植物じゃなかったの?!」
という僅か数分の間に二度も常識を覆される衝撃を味わい、
そのマリモを購入し水を替えてやり甲斐甲斐しく世話をしていた私は、ある日マリモを水道に流してしまい
「天然記念物を髪の毛の如く流してしまった!!」
と三度めの衝撃をくらい、後々調べたところ売っているマリモはマジの天然記念物ではなく丸めただけのものだと知り四度目の衝撃を受けたことがありました。
この話で言いたかったのはマリモヤバイという事ではなく、つまり天然を作ったその瞬間天然は天然じゃなくなってるってことなんだよォーーーッ!!!(ジョジョ風)

そりゃマリモ噛まねーよ!! うるよ!! 流れるよ!! 丸まるよーッ!!

天然になろうとした瞬間に天然は偽天然となり言葉の意味をなくしてしまうのに、生来の性格としてではなくファッションとして天然を扱う現代ッ子の考えに不肖葱村は戸惑いを隠せなかったのでした……

ちなみに私は天然もなにも付属しない普通の葱です……(Fin…)

小説を書いているとは全身裂けても言えないまとめ方だ…
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