※会話文のみ





「鈴音ってさ、料理下手だよね。」
「・・・そうだね。」
「目玉焼きとか、なんで形崩れるわけ?割るだけだよね?目玉どこいったわけ?」
「す、すみません。」
「まあ、嫌いじゃないんだけどね。」
「そ、そう?ありがとう。」
「でも人にはおもてなせないよね。」
「あ、味が大事だから!!」
「お世辞にも美人ってわけじゃないし。」
「び!美人だなんて思ったことないし!」
「頭も悪い」
「そう・・・だけど」
「褒めれるとこある?」
「元気なところ!」
「単細胞みたいにね。」
「ど、努力家だよ?」
「自分で言うことじゃないでしょ」
「おっぱいが大きい!」
「ちょっと女の子がおっぱいとか言わないの。」
「だって月島が意地悪言うから!」
「だって、って子供じゃないんだから」
「うぐぅ」
「まぁ・・・君の面倒見れるの僕く」
「いいもん忠のとこに嫁入りするもん!」
「・・・ちょっと今山口関係ないでしょ。」
「忠は優しいし、優しいし、優しいから!貰い手なかったらもらってくれるもん。」
「ちょっと待ってよ、なんで山口は名前で呼んでるわけ。」
「忠だったら一緒に料理してくれるし、困ったら一緒に考えてくれるもん!」
「今山口関係ないでしょ。ていうか、いつまで月島呼びなわけ?一緒にいるんだからそれはないでしょ?」
「忠だったら巨乳でも貧乳でも美乳でも愛してくれるもん!」
「巨乳はわかったからとりあえず話聞こうとは思わないわけ?」
「もしもし忠?月島がいじわ」
「ちょっと!」
「返してよ!」
「もしもし山口、気にしなくていいから。」
「ちょっと返して!忠月島がいじめる!」
「ちょっと黙っててくんない?!」
「嫌です!!」
「駄々っ子かよ!」
「だって月島がいじめるからでしょ!携帯返してよ!この際とびおでもいいし!」
「単細胞同士で誰が止めに入るわけ?!」
「もう成人してるからそんなバカしませんよ!」
「今話聞かない時点で信用できないから!」
「取り柄がないからって言うから!まるで貰い手いないみたいに!」
「だから僕がもらってやるって言ってるでしょ!」
「月島がいじわ・・・え?」
「料理も下手で暴走気味で単細胞。こんな問題児僕以外に貰い手なんていないでしょ。」
「だ、か、ら、それは忠」
「月島鈴音でいいだろ。何年付き合ってるんだよ、気づけよブス。」
「・・・」
「・・・返事は?」
「・・・はぁあああ?!!」
「は?」
「散々disって返事は?じゃないじゃん?!なにそれプロポーズ?!ツンデレとかどんだけだよ、ていうかデレの要素ないじゃんただのツンじゃん!全然きゅんとこなかったんだけど!」
「仕方ないでしょ!話聞かないんだから!」
「もっとあるでしょ!俺の眼鏡毎日磨いてくれ、とかさ!」
「なにそのわかりづらいプロポーズだっさ」
「私ツンデレとか求めてませんから!」
「じゃあなんで僕と付き合ってるわけ?!」
「そんなもん好きだからでしょーが!」
「じゃあいいでしょ!僕がもらってやる、で。」
「上から目線がダメだっての!私先輩だからね!」
「年上でも守りたいと思った相手に控えめに行くわけないでしょ!」
「なんだよそれ意味わ、」
「っ、これでいいでしょ。」
「・・・っ、」
「来週挨拶行くからね、連絡してよね。」
「・・・ばか!」







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