家に入ろうとしたところで、沖田は自宅へ戻っていった。
今日は、以外にも楽しくて、また一人の時間がやってくるけれど、悲しくなかった。
あ。
そう言えば、銀ちゃんが私と沖田を見てデートとか言っていたことを思い出す。
あの時、とっさに『うん』と発言してしまった。
まぁ、二人で出歩いているのだから、デートのようなものだし…別に否定しなくてもいいとも思ったから…。
しかし、思い返すと羞恥に襲われた。
「うぎゃー!!駄目ネ!!今日はさっさと寝て、また明日学校に行くアル!!」
急いで入浴の準備をして、お風呂に入った。
ザーっと流れるお湯に、気分が良くなる。
疲れが取れる風呂はやはり良い。と、神楽は改めて感じた。
でも、今日の楽しさはこのままとれませんように・・・。
――暖かい
ココロ――
どうか消えないでいて