沖神絡み無。
としから、『総悟にお前のアドレスをやった』とメールが来た時、一生末代までとしを呪ってやると誓った。
「や、ヤバいアル!もしこれであのクソサドからメールが来たら…」
ピロリロリン♪
キタ―――っ!
「絶対呪う!とし呪ってやるアル!裏切り者!」
私は沖田総悟が嫌いだ。大大大嫌いだ。忘れもしないあの4月。あのクソサドは私の大切に大切にしていた定春9号のキーホルダーを粉砕しやがったのだ。ヤツの自転車で!
紙粘土で自作した定春9号は思った以上に粉砕され、修復不可能な所まで逝ってしまった。
「あの定春の無念を忘れはしないアル!アイツと関わったらろくな事が無いネ。昨日も分け分んねーこと言ってきやがったし…。ま、まさかアイツ私を殺す気アルか!?」
パカリと携帯を開くとそこには見た事もないアドレス。
「絶対これサドアル。死ぬアルヤバいアルぅう!!」
と、とにかく今は銀ちゃんの所に避難するのが先決だ。
「と、思ったから来たアル。銀ちゃん、匿って欲しいネ」
「バカですか?そんな事したら俺の首が飛んじゃうからね!沖田君によって!!」
「大丈夫アルよ、銀ちゃんなら絶対生きのびるって信じてるから!」
「保証がないじゃねーか!俺まだ死にたくねーよ。パフェも鱈腹食わなきゃいけねーんだよ?」
「ねぇ銀ちゃん、ホラ。コレあげるから匿って欲しいアル!…あ、いらないアルか?」
「なっ!そ、それは…」
「ふふん。駅前喫茶『駅前ですよ、』のパフェ5杯70%引き券アル。実は私、そこでバイトしてた事があるアル。欲しいなら匿えヨ、天パ」
「分かった!匿う!匿うからその券ちょーだい、神楽ちゅわーん」
「マジでか!銀ちゃんだ―い好きアル!!」
「ぐえっ、よし、この中に入れ。この中に入ったら誰にもみつからねーよ」
「ひゃほーい!サンキューネ、銀ちゃん」
「おう。ちゃんと券渡せよ」
「了解!」
あのクソサドがここに来ないという保証はないネ。こっちにはパフェ券という人質がいるアル。絶対バレないネ!ザマーミロクソサド!!
次回までしばしお待ちを…。