百瀬様から頂いたリクエスト。
沖神警察パロで総受け。微裏で沖→→→←神←(銀+土+高)

















最近、少し気がかりな事がある。例えば今、俺の隣で酢昆布をくちゃくちゃ食っているチャイナ娘。こいつはコレでも俺の彼女であるが、いくら俺がコイツの彼氏だからと言って完全にモノにできたわけではないのだ。

「神楽ちゃーん。銀さんちょっとそこの喫茶店から連絡来て、金銭トラブルがあったみたいだから行くんだけど、来るかー?」

「マジでか!銀ちゃん奢ってくれるアルか!?」

「誰も奢るなんて言ってねーんだけどよ…。まぁ、いいか。来るのか、来ないのかどっちだー?」

「い、行くアル!!い…ムゴッ!!!」

酢昆布の入った口を両手で押さえた。

「むお、総悟!」

「行っちゃ駄目に決まってんだろィ。彼氏いながら男と喫茶店って…。堂々と浮気かィ」

「浮気じゃないアル!だったら、総悟も一緒に行けばいいアル。ね、銀ちゃん駄目アルか?」

「駄目ですぅー。銀さんは神楽を誘ったんだから」

「旦那ァ、旦那は一人でパフェ食べてれば良いんでさァ。神楽はどこも行っちゃ駄目なんでィ。俺の隣で、一生生活してればいいんでィ」

「もう!総悟も銀ちゃんも、面倒アル!私、もう喫茶店行かないネ!」

プリプリと怒りながら部屋を出て行く神楽。怒ってる姿も可愛い…。じゃなくって!神楽が出て行った先にあるのはあそこだ!あそこには奴らがいつもと言っていいほど居る!そこへ神楽をやっては、猛獣のいる檻の中へ子ウサギを放り込む事と同じだ!

目の前にあるのは、休憩室と書かれたプレート。そのプレートのドアの向こうには、ニコチンコマヨと、眼帯狂人野郎が居る。神楽もいた。




「総悟は少し心配性アル!私疲れたネ」

「総悟の奴は、束縛が激しそうだもんな。チャイナ娘も、良くあんなヤツと付き合えたもんだ」

「確かになァ。じゃじゃ馬娘も、大変だろうよ。沖田の野郎がイヤなら、俺がお前の彼氏になってやろーか?」

「高杉、お前それを総悟の前で言うんじゃねーぞ?俺も前に同じ事を冗談で総悟の前でいったら、手錠掛けられて机の脚に塗ってるマヨを舐めさせられた。何でもマヨを塗れば良いってもんじゃねーだろーがよ」

「トッシー。問題はそこじゃないアル。やっぱり総悟は少し異常なのかもしれないネ…。ミツバ姉も苦労したアルな」

「はっきり言えば俺も沖田タイプだがな」

「確かに。総悟タイプだな。お前は」

「そう考えたら、まだ総悟の方がましかもしれないアル……」

「分かったら、仲良くするこったな。隙があったら、俺がお前を奪っちまうかもしれねーぞ?」

「ふん。高杉には無理アル。私、タバコ嫌いだもん」

『そーかよ(高、土)』

「それじゃ、俺は此処で退散すっかな。今から会議があるもんで」

「高杉も大変アルな。トッシーは?今から何にもないアルか?」

「トッシー違うぅぅう!」

「トッシーは何にもねえよ。これから3時間タバコ吸うらしいからな」

「キモいアル……」

「じゃーな。神楽、トッシー」

「てめ、高杉!」




中は何やら楽しそうに騒いでいる。ガチャリとドアが開いたので、一瞬ピクリと方がうごいてしまったのだが、中から出てきたのが高杉だと分かったので息を吐いた。

「…盗み聞きとは感心しねーぞ、沖田」

「俺の彼女が世話になったねィ」

「まぁ、精々しっかり見守っとくこったなァ。いつ俺が掻っ攫うか分んねえぞ?」

「はっ、言ってろィ」

つかつかと靴を鳴らして去って行った高杉の背中をジッと睨んでやった。いつになっても慣れないヤツだ。中には神楽とニコチンコがいる。どうにかして神楽を出さなければニコチンコの餌食になってしまう。

「あっれー。土方さんじゃねーですか。なんでィ、人の彼女を奪う気かィ?」

「総悟!」

土方は、ヒクリと笑みを引き攣らせると、タバコの火を消さないままに休憩室を出て行った。

「総悟。どうしたアルか。私、今総悟と話したくないアル」

「なんでそんな事言うんでィ。つーか、お前今から俺と一緒に担当してた区域の見廻りじゃねーかよ。なに、旦那と喫茶店行こうとしてたんでィ」

「え、見廻りだったアルか、私……」

「だーっ。もういいから、さっさと準備しやがれ。俺、先に下行ってらァ」

ふぅ、と小さく溜め息をする。背を向けたら、神楽が俺に抱きついてきた。背中に、小さいけれど確かな膨らみが当たっている。

「お、怒らないでほしいアル。本当に、浮気とかそんなのじゃないネ。も、もし!総悟がそう思ったなら……。もう、絶対に総悟以外の人と喫茶店に行かないし…誘われても絶対に断るアル!」

だから、怒らないで?

なんて首をかしげて問われると、怒れるわけねーじゃねーか!コノヤロー!!!可愛すぎて、やべ。なにコレ…。鼻血出て来やがった。神楽に見えないのが幸いだと言える。

開いている右手でガッツポーズ。左手は鼻血をおさえていて使用不能だ。

「分かった。分かったから。やっぱお前先に行ってなせィ。俺ちょっとトイレ行ってくらァ(鼻血止めに)」

「うん!ありがとうアル!」

振り返って、神楽の唇を奪う。甘い香りがする口内を存分に味わい、唇をぺロリと一舐めする。呼吸がなおも荒い神楽の、真っ白な太股を撫ぜあげればガクンと力が抜ける。どんだけ敏感なんだと思いながらも、しゃがみ込み、内股部分にキスマークを付ければ、神楽はもう、それはモノ欲しそうな顔で俺を見つめてくる。

「なんて顔してやがるんでィ」

「っふ、ゃ…そ、ご…」

「ここ、触ってほしいの?」

「…やだっ…。だってここ、署内…アル…」

「ふーん。でも、キスしただけなのに、こんなに濡れちまってらァ。…触って欲しい?」

スカートの中に手を突っ込み、神楽の秘部をツーっと摩る。どう考えても甘い声しか発していない神楽を、愛おしく思いながらも苛めてしまう自分の性癖に笑えてきた。

「わーった、わーった。今は此処で止めといてやらァ。署内だし、バレちまうとこっちの首が飛んじまうからな」

「…ばか…。でも……」

やっべ。コレ完全に神楽に殺される。警察署内で、彼女である警官に萌え殺しされる。最後の起爆剤ともいえようか。神楽は俺の制服の裾をキュッと握ると、大好きアル。なんて言って下に行きやがった。

「……生殺しでィ」

クーラーが効いているはずの休憩室は、タバコの香りと神楽の匂いで嬉しいような悲しいような。…複雑な気分。

「…あれ?パトカーの中でヤっちゃうとか、何か燃えるかも…」

ニヤリ、と笑っている自分の顔が脳内に浮かんでくる。夏と言うのは、おぞましいというか、全てのものを(神楽限定で)艶めかしいモノに変換できるから不思議だ。

夏に、感謝。





妄想パラレル

屋外プレイってのも、アリかもしれない。






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百瀬様、長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした!


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