〔少年陰陽師:安倍昌浩〕



いつもどおり



…あれ?
「今日、何かあった?」

それは、何気ない質問。
だけど、今の私にとっては…───


「なん、で…?」

隠そうとしても、隠し切れない…。
どうして、駄目なの?


…だって、今日は皆忙しかったみたいで…。

「昌浩が、帰ってくるの…待ってたから」



え…?

そう言って、続く言葉を失ってしまうのは、いつものことで。
その下で、外を向きながら物の怪が小さく溜息をつくのも…いつもの話。





【ときめき10の瞬間 01.見てないようでちゃんと見てる】
恋したくなるお題 配布 様より




「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -