2018/06/19 23:12

はじめは、どんな危ない人なんだろうと思った。
記憶もない、いつもの通り道に突然現れた不思議な格好の人。
なぜ私を知っているの、なぜ、なぜ…と。恐怖さえ感じた。
だけど、豊葦原に戻って、あなたのことをたくさん知って。恋をして。
ようやく、平和を、未来を手に入れた。

「我が君、こちらにいらっしゃいましたか」
「探してた?ごめんなさい」

悪いなんて、大して思っていないけれど。

もっとずっと、私を求めていてほしい。
決死の思いで挑んで、掴んだ二人の未来。
絶対に、何があっても、手離したりしない。

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