2018/06/19 22:30

「姫、ご無事ですか!」
そう言って誰よりも早く駆けつけてくれた時も。

「必ずあなたをお守りいたします」
そうして背に庇ってくれた時も。

どんな時でもまっすぐなあなたは、決して嘘はつかなかった。

「いずれ必ず、あなたを迎えに参ります」

その約束を、叶えてくれるのは……

「姫!…いえ、千尋。
あなたに、お伝えしたいことがあります。聞いていただけますか?」

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