津軽サイケ
※津サイ
※二人は何かボカロ的なプログラムっぽいもの
一目見て、一声聞いて、始めはただただ綺麗だと思った。次に、欲しいと思った。
最先端の技術を駆使して作られた最高級の歌を歌う為のプログラムの中の最高峰、それが彼だった。
種別コードpsychedelic型名O.Izaya、通称サイケ。それが彼の名前だった。
娯楽用の歌プログラムの端くれみたいな俺には一生、関係のない筈だった。だが何の因果か一度だけ、俺は彼と出会ったのだ。
回線の混雑を逃れるうちに紛れ込んでしまった何かの電脳空間。真っ白な中で歌う彼。軽やかな高音、ゆったりとした低音、赤い目白いコートピンクのヘッドフォン。
見惚れた。
聞き惚れた。
彼は素晴らしかった。
彼は歌い終えるとちらりとこちらをみた。無表情ではあったが確かにこちらを見たのだ。
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っていうのからはじまる津サイを思いついたんだけどまともに書こうと思うと長編並の長さになるので一旦ゴミ箱にシュート。津サイなのにサイケ全く喋ってないねこれ
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