不器用静雄


日常生活に支障きたすレベルで力が制御できてない不器用静雄ネタで某お方と盛り上がったときに思いついた会話ネタメモ。
なんかちょこちょこイザシズっぽくなったけどご愛嬌。





*果物が剥けない

ぐちゃ
「……」
「あー…、シズちゃんそれでブドウ潰すの何個目?」
「…7個…」
「さば読まなくて良いから。12個くらい潰してたでしょ」
「……」
「ていうかシズちゃんブドウ一個も食べてなくない?持つブドウ持つブドウ全部潰してるよね?」
「……」
「…ちょっと、そんなに落ち込まないでよ」
「…おう…」
「あー、もう、俺が剥いてあげるから!ほら!」
「!」




*洗濯物が畳めない

「あ」
「何、シズちゃんどうしたの」
「…いや…なんでも…」
「いや今明らかに「あ。」って言ったでしょ、しかもめっちゃ目泳いでるし。なんでそんな見え見えな嘘つくの」
「いや、その、」
「何、…あー、またやったの」
「わりい…」
「タオル一枚破いたぐらいで今更怒んないよ」
「…わりい…」




*コップが持てない

パリン
「!」
「どうかした?」
「いや、コップが…」
「あー、見事に木っ端微塵だね。何個目?」
「多分今月入って3つ…っておい、あぶねえぞ、こっちくんな」
「あ、うん。でもシズちゃんとはいえ素手で拾うのはどうかと…」
パリン
パリンパリン
「…欠片が増えるだけだから掃除機持ってくる。シズちゃん動いちゃ駄目だよ」
「……」




*窓が拭けない

「シズちゃん掃除終わっ…どうしたの、それ」
「拭いてたらヒビ入った」
「…ああ、うん、シズちゃんに窓拭き任せた俺が悪かったよ」
「……」
「いっそすごいよね…窓拭いてるだけで強化ガラスにヒビが入るってどういうことだよ」
「?すげえのか?」
「…すごいとおもうよ、多分」





*抱きしめることはできる

「…シズちゃん」
「…ん」
「………」
「………」
「……ぷはっ。ちょ、長い、長いよ」
「うっせ」
「で、シズちゃん」
「?」
「その中途半端な右手は何かな?」
「あ、」
「こういう時までいちいちそうやって躊躇うの禁止って言ったよね?」
「…でもよ…」
「でももくそも無い」
「わりい…」
「全くだよ。俺がそうかんたんに潰されてやるとでも思ってるわけ?俺がシズちゃんに負けてやるわけないじゃん」
「…そうだな」
「うん。ね、もっかいキスしよ、…今度はちゃんとぎゅってしてね?」
「…おう」






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