ロールケーキ


「シズちゃんロールケーキは大丈夫だよね?」

急にに立ち上がったと思えばなんだかよくわからないがなんとなく高級そうな白い箱を持ちだしそういう臨也。

「は?なんだ急に」
「いやね、お得意さんからもうすぐクリスマスだからって貰ったんだけど流石に丸々1個はひとりじゃ食べきれないじゃない。で、シズちゃん甘いもの好きだから食べるかなーって。」
「あー…。」

俺は甘いものが好きだ。
ロールケーキも例に漏れず好きだ。
しかし何となく引っかかる。ただの客が何でクリスマスだからっててめえにそんなもんやってんだとか、あまつさえなんでてめえはそれをちゃっかり受け取って喜んでんだとか。

「…、食う。」

しかしまあそんな些細な疑問は好物の物の前には本当に些細な疑問でしかない。


―――――
世界はそれを嫉妬と呼ぶんだぜいえあ!

某所で書こうと思ってたロールケーキネタだけどオチに繋がる文章が浮かばなくて没にした。




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