わりとありがちネタ
※死んではないけど死んでるに近い感じ
「シズちゃん、もし君が死んだら俺は笑うよ。きっと血だらけの君を踏みつけて指差して、ざまあみろって大声で笑うよ。泣いてなんかやるもんか。なんでシズちゃんのためにこの俺が泣いてあげないといけないんだ。君と俺は天敵だった筈、だろう?だから俺は、たとえそれが、誰の手によるものだとしても笑う。笑うよ。復讐なんて考えない。むしろ、感謝するね。殺してくれて、ありがとう、手間が省けた。ってね。そうだよ、俺は、笑うんだ。だから、ねえ、シズ、ちゃん。」
泣かないでよ。
地面を真っ赤に染めた荒い息の臨也が笑う。
「死にそうな俺が、笑うのに、シズちゃんが泣くなんて、おかしい、だろ?だから」
笑ってよ。
そういって笑う臨也の顔は俺から見れば泣きそうにしか見えなかった。
「…臨也。」
「な、に。」
「臨也、臨也臨也臨也。」
「なん、だよ。」
「…死ぬなよ。」
「…ごめんね。」
それは、無理な相談だ。
そういって臨也はまた笑う。笑う笑う。なんで笑ってんだよ。笑うなよ。
「馬鹿野郎…っ!」
馬鹿野郎はこの俺だ。
こういう状況になって、ようやく自分の気持ちに気がつくなんて。
「死ぬなよ、臨也…っ!」
本当に、馬鹿だ。
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○○が怖い(ryと話の構成が微妙に似てるなあ…
いい加減死ネタ鬱ネタじゃない話書きたい
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