作品裏話G



短編の「深海に沈む」はサボの夢書きたいなーと考えながら、なぜか戦争で死に行くエースが浮かんで思い付くという自分でもワケわからないほど突飛な思考回路の元誕生しました。
多分、エースの死でショックを受けたサボに関係してると……それは追々説明します。

私は忘れないうちにと慌ててメモ書きをしました。
確か、
サボと海へ出る

そうして俺の意識は沈んでいった。
さよなら愛しい弟どうか無事で。

サボは助かる

しかし大切な人の事も忘れていた
というなんとも適当なメモでした。
でも私にしては珍しく始めから終わりまで通して思い浮かんだものでしたので、即書きました。

タイトルの『深海に沈む』はそのままの意味で、兄が沈むという意味があります。
もう一つの意味としては、兄の最後の「俺はここで自由になるよ」のフレーズに関係してて最後のサブタイトルで『自由は底に』へ繋がっていたりします。
つまり、兄は死んで自由を得たということです。
そしてそれは深海に沈む……
さらにサブタイトルは少し遊び心を入れてまして、『底に』と『そこに』をかけてます。
つまり自由はそこにある=自由は底にあるです。
どーでもええわ!!ってなりそうな感じですが自分としてはかなり遊び心を入れた上に、かなりかっこよく繋げてるとか思っちゃってます。
(何事においても今はこう思ってても後々は後悔するパターンってありますよね!!《フラグ》)
はい。

で、最初に言ってたサボがエースの死でショックを受けたことに関係してくるということはどういう事かと言いますと…
サボは忘れていた上に、エースが死んでしまって自分は助けにいけなかったことにショックを受けているわけですよね。
ということは、一緒に船出して、尚且つ唯一あの腐った世界の中で自分を肯定してくれていたかけがえのない兄を忘れてしまうということは、思い出したときエースとのダブルパンチな訳ですよ!!
更に自分は助かったのに兄はここにはいない、つまり死んだのだろうというのは賢いサボならすぐ浮かぶ方程式だと思ってます。
だからこそ、そのショックを考えたら美味しいね!!(^q^)っていうゲス思考のもと生まれました!!
きっと熱が下がったらすぐにドラゴンさんのところへ行って、助けてくれたとき他には誰かいなかったのかって問いただすと思うんですよね。
でもドラゴンさんにいなかったってきっぱり言われて、更に絶望するのかなとか。
もしくは、ドラゴンさんは遠くで浮かんでいた二人を見つけて助けようとしてくれたけど、間に合わなくてサボだけしか助けられなかったというのもありかなーとか。
どちらにせよサボは絶望。
そこまで想像しながら書いてました。

これを書いてて思ったのは私兄弟ネタ好きすぎだな!と。
兄主を筆頭にサンジ弟主やら、これやら……
あれ、少ない。
でも気がつけば兄弟ネタ書こうとしちゃったりしてて慌てて関係性を修正したりしてます実は。
でも今回は一緒に船出させるためにも兄主がちょうどいいかなってことで採用してます。


実はこんな風に思ってたのね!!
なんて思いながら読み返してみたりもしてくれると嬉しいです(^^)


20160816(0)





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