「……」
部屋に戻っていいかな?
鬼の形相した神田ユウと奇怪な腕をした白髪が戦ってる。
門番は煩いし……
「戻ろう」
部屋に戻ろうとすると聞き捨てならぬ言葉が聞こえた。
「僕はホントに敵じゃないてすって!クロス師匠から紹介状が送られてるはずです!!」
クロス師匠……
「クロス師匠の弟子……」
可哀相に、借金が在るんだろうな……。
あ、紹介ってことは新しい入団者なんだ。
「とりあえず僕に害がないならどうでもいいや」
狼娘物語
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