るきA※/京流




お互い服を脱ぎ去って。
明るい部屋ん中でるきの両膝裏を掴んで、足を開かせる。

ローションを絡ませた指を、るきの後孔に突っ込んで中を掻き混ぜる。

ぐちゃぐちゃと粘着質な音と、るきの喘ぎ声が室内に響いとる。


「ッあ!ぁ!京、さ…」
「オラ、どうして欲しいん。言わなわからんで?」
「…だっ、て…ッは、ぁ!」
「指増やして欲しいんか。それとももっと奥に突っ込んで欲しいん?」
「やっ、も、ハズい、…って!」
「何がハズいねん足広げてチンコおっ勃てとる癖に」


鼻で笑うと、中に入れて緩くピストンしよった指がきゅっと締め付けられた。


言葉で感じとんな、淫乱。


全裸でシーツの上で足広げて、僕に中指だけ入れられて喘ぐるき。

普段の顔とは全く違う、エロいツラを晒して僕を見上げて来た。


いつもは僕がるきの身体を弄っとって。
るきはそれに喘ぐだけって感じやったから、どうして欲しいとかはなかなか言わんし。


僕に何して欲しいか言われて途切れ途切れに喘ぎながら口をつぐむ。


「るーき。もうヤらんでえぇの?ほならやめよかー」
「やっだ、も…っ、意地悪…!」
「何処がやねん。お前の好きな様にヤッたる言うとるやろが」
「ッあ、も…っ」


ホンマはもっとして欲しいって思っとる筈やのに、理性なんか。
いつもの僕とのセックスの癖なんか。

ドMで糞淫乱の癖に、何遠慮しとんやって思うやん。


この、僕が。

るきの誕生日やからって好きにさしたっとんやから。


「待っ、て…!」
「あ?」
「ゅび…ッ」
「何」
「増、やして…奥、して下さ…っ!」
「結局両方かい。るきはヤラしいもんなー?」
「あぁあァ…っ!は、気持ちぃ…ッ」


るきが僕を見上げて、目で訴えとんを無視って指を引き抜こうとすると。

泣きそうなツラしたるきが、口元を手で隠して視線を逸らして呟いた。


一旦指を抜いてまた、中指と薬指を根元まで突っ込んで。
るきが言うた様に最奥を指を曲げて引っ掻く様にピストンする。


何回もるきとヤッとるから、前立腺が何処にあるかもわかっとるし。

そこを掠めてやったら、声が押さえられせんのか喘ぎ声が高くなる。
ビクビク跳ねる身体を見下ろして、上体を倒して乳首にねっとりと舌を這わせた。


「あ…ッ、はぁ…!きょ、さ…っダメっ、あ!」


ローションあるし、まだ指入るかとか考えて。
人差し指を無理矢理捩じ込むとるきは僕の頭を抱えて胸を押し付ける様に身体を仰け反らせた。


「ッあ、京さ、…っちく、び…っ、噛んで…!」
「……」


るきの言葉に、ホンマにコイツはドMやなって思いながら。
吸い付いとったトコに歯を立てる。


「あ──…っ!」


したら僕の頭を抱えるるきの手に更に力が籠って。

中をバラバラに掻き回して、るきの反応を見ながら歯で噛んで、引っ張る。


それに喘ぐんとか、どんだけやねん。


僕とヤッとるからってワケやなくて、るきの本質なんやろな。
よう女とヤッとったなって思うわ。


「はァ…ッ、きょ、さ…っキス…!」
「はいはい」
「ん…ッ」
「……」


顔を上げると、るきは僕の首に腕を回したままで引き寄せて。

アホみたいに、必死に唇を合わせて舌を絡めて来る。


もうホンマ。
そんな必死に僕を求めるトコとか、かわえぇなって思う。


中から指を引き抜いて、抱き付くるきの身体を抱き締めると。

鼻にかかった声で喘ぎながら、るきが身体を擦り寄せて足を絡めて来た。


無理矢理るきの口内に舌を突っ込んで。
お互い食い合いみたいに舌を貪る。


暫くして離すと、お互いの唾液が糸を引いて。


息が上がったるきが、濡れた目で僕を見上げて来て。


「はぁ…ッは…あ、京さん…も、欲し…っ!」
「…何が」
「京さんの…っ、」
「ふーん…それで?」
「っ、や…ッ」


るきの顔に手をついて、顔を見下ろしながらるきの足に手を掛けて。
広げながら問いかけると、るきは視線だけを逸らす。


自分のを緩く扱くと、勃ち上がっとって。


「言わんの?入れるだけでえぇんや?」
「は…っあ、」


身体を起こして、両足を広げさせてその間で屹立した自身をるきの濡れた秘部の入り口に擦り付けた。

ぬるぬるした感覚に若干、僕も気持ちえぇ。

るきは身体を震わせて僕を見上げた。


「…っは、京さん、の…ッ入れて…奥まで、突っ込んで動いて下さ、い…っ」
「は、最初からそう言えや」


どの道言うんやから。


るきの足を抱え直して。
期待するるきの顔を見下ろす。


快楽に負けとるコイツの顔は、最高にエロくてかわえぇ。




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