２人でする１人遊びB※/敏京
「ッあ、あー…敏弥のっ、気持ちえぇ…！！」
「ん…っ、京君ヤラしー…ッ」
ベッドの上に仰向けに寝転がる敏弥の身体を跨いで、前戯もそこそこにまた勃ち上がった敏弥自身をゆっくりと受け入れる。
足を開いて膝を立てて、敏弥には僕の穴に入れる所も、全部見えるように。
首を反らして、満たされるナカに笑みを浮かべる。
そのまま腰を上下に揺らして、ナカを擦り上げる快感に身を震わせる。
眼下の敏弥は、そんな僕をじっと見上げて。
もっと僕を見て、僕で感じろ。
「あッ、ぁ…っ、敏弥…！とし…っ」
「可愛い…ッ、ねぇ、そんなにしたかったの…っ？」
「ん…っ、は、当たり前やん…ッ、誰かさんは、ぁ、脳内の僕で、楽しんどったみたいやけど…ッ？」
「何それ、可愛い…っ」
「あっ！ぁあ…！としやぁ…！！」
敏弥が僕の内腿を撫でて、掴んで下から突き上げる。
何度も繰り返されるそれは自分の動きと相まって快感でしかない。
ローションで解された穴からはぐちゅぐちゅと水音が響いて。
敏弥が出入りする度に快感ぎ身体を巡って締め付けながら動きに合わせて腰を振る。
やっぱ２人でするセックスの方が、僕は好き。
「あ…ッ、あ！とし、敏弥…！！！」
「よっ、と…！」
「んン…っ」
夢中で腰を振りながら没頭しとると、敏弥が上体を起こして来て。
密着する身体と、唇を塞がれる。
座位の状態になって、敏弥の首に腕を回して敏弥とのキス。
くぐもった喘ぎ声。
侵入して来る敏弥の舌に舌を絡めて、吸い付いて甘噛みする。
喘いでキスして、酸素足りんくなるけど。
その苦しさがえぇ。
それだけに集中出来るから。
肌と肌がぶつかる音がして、軋むベッドの上。
全部が全部、興奮する。
「ん…ッ、とし、イきそ…ッあ！ぁ！」
「俺も…！」
「あァ…っ、あ、もっと…！！」
「京君…ッ、」
イきそうな感覚。
そしたら敏弥の下から突き上げる動きも重く早くなって来て。
僕の腰を掴んで、揺さぶってくる。
密着した身体で、敏弥の息遣いが耳元で聞こえて来て。
あーホンマ、気持ちえぇ。
敏弥と僕の身体の間にある僕自身も刺激されて。
頭ん中、何も考えられへん。
「あ…ッ、敏弥、としや…っ、イく、イ…ッ」
「京君…！！」
イくって時に敏弥にキスされて、めちゃくちゃ突き上げられる中、我慢出来ずに白濁を吐き出す。
身体が痙攣して、思わずキスしとった敏弥の唇を噛んだ。
それでも敏弥はキスしたまま、僕の最奥に自身を突き入れてナカでイッたんがわかった。
イッた後は敏弥の肩に額を乗せて息を整える。
敏弥も荒い息を吐きながら僕の背中を撫でとった。
「…はぁ…は…とし、もう１回」
「淫乱ちゃんだねぇ」
「えぇやん。好きやろ？」
こんな僕が。
敏弥の首に腕を回したまま、唇に軽くキスをして笑い掛けると。
そのまま、敏弥の身体ごと倒れるように後ろに引っ張る。
敏弥は僕の身体を支えながら抵抗する事なくされるがまま。
繋がったまま、シーツに沈む僕の身体。
と、見上げたら敏弥。
敏弥の腰に足を絡ませて、まだナカに感じる敏弥のを締め付ける。
「うん、大好きだよ、京君」
笑顔で僕に覆い被さる敏弥が愛しくて。
敏弥を抱き締めながらキスを享受した。
「あー…もう疲れた…」
「京君は今日も凄かったもんねー？」
「まぁ好きやからな」
「え、俺が？」
「セックスが」
「照れ隠しかな？」
「何でや」
２人してベッドに寝転がって、息を整える。
隣の敏弥は僕の髪を撫でながら笑い掛けてきて。
まぁ敏弥の事が好きやから、敏弥とのセックスも好きなんやけど。
「また今度は京君のオナニー見せてね」
「まだ言うか」
「俺の見たじゃん」
「…………」
「京君の見たいなぁ」
「……ふぅん…なら僕はディルド使ってするわ。敏弥のよりえぇかもしれんし」
「うわ、見たいけど俺が京君にするんじゃ無かったら挿れちゃ駄目」
「何でやねん…オモチャにまで嫉妬するんかお前…」
「うん。京君が自主的に挿れていいのは俺だけ。わかった？」
「うーん…」
「オイコラ。したいの？」
「したい訳ちゃうけど、敏弥が嫌がるならしたい」
「もー！天の邪鬼！！！」
「ははっ」
敏弥がガバッと抱き付いて来て、僕の首筋に顔をぐりぐり擦り付ける。
擽ったい。
そんな敏弥に笑みを浮かべて、はいはい、と背中を叩く。
前買った手錠もまだどっかにあるやろし、敏弥縛り付けてヤッたろ。
セックスん時の嫉妬は、全部興奮材料。
終
20201115
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