るきB※/京流




るきの中を一気に貫いたら、ぐじゅっとした音とるきが声を上げた。

背中を仰け反らせて、涙目で僕を見上げるるきを見下ろして。
異物を入れられたるきん中は、いつもよりドロドロで締め付けが半端無かった。

息を吐いて、るきの足を抱え直して自分に引き寄せ、胸に付くぐらい身体を折り曲げると間髪入れずに抽挿を開始する。


「あぁッ、あ!京さ…っ、や、奥…!」
「ッは、何や奥に届くんか」
「やっ、あ!怖…っ、やッだ…!」
「お前、淫乱なんやから、ッ好きやろが…!」


僕のを入れる前に、何個か苺入れたもんやか。
潰したとは言え押し上げられていつもは届かん奥まで入り込んで来たらしい。


僕に揺さぶられながら、首を振って見上げて来るけど。
そんなんで僕が止めてやる程、優しい無いんはわかっとるやろし、萎えてへんるき自身と次々と上がる喘ぎ声に、身体は悦んどるんはわかる。


何回、お前とヤッとると思っとんや。

お前の口先だけなんて、すぐわかるわ。


「あぁあぁ…ッ、ふか…っ、深いぃ…!」


膝裏を腕に引っ掛けて、上体を倒して更に深く中を抉り、間近でるきの顔を見る。
僕の下で、ビクビク跳ねながら感じ入るるきの、無防備な首筋に噛み付いて吸い付く。

その度に、僕のを締め付けて来る、るきのナカ。

それに逆らう様に、引き抜いては大きく穿つ。
るきの腕が僕の背中に回って、必死にすがり付いて来て。
潰れた苺が溢れ出して来て、僕自身を伝ってシーツに落ちる感覚。


「は、こっち見ぃや、るき」
「んッ、あ、あ…!京、さ…っ」
「お前もスキモノやな。えっろいツラして…!」
「んん…ッ、ふ、」


喘ぎながら、僕の言葉に反応して、薄目を開けて僕を見る。
その顔は快感に溺れていつもと違う、るきの顔。

溢れた唾液を舐め上げて、るきの唇にキスをする。
口をこじ開けて、舌を突っ込んで口の中も犯してやると、背中に回された手に力が入る。


口も何もかも、僕に犯されて支配されて、それで悦ぶコイツは可愛え。


「っはぁ…、は、あぁ…ッ気持ち、いぃ…、もっと、京さん…!」
「今日は、お前の誕生日やし、素直にイかしたるわ…ッ」
「うぁ…!あ!ぁあ…!」


唇を離して、るきの腕をほどいて上体を起こす。

ずっと責め立てられよった結合部は、ローションと苺とで泡立ってぐちゃぐちゃになっとって。

るき自身もパンパンに腫れ上がっとった。


るきの腕をシーツに押し付け、遊びも無しにるきのイイ所だけを突き上げる。
イきそうになるるきの反応を見下ろして、角度を付けて腰を打ち付けると、るきの足がピンと張って、高い声を上げて仰け反りながら腹に白濁を放つ。


「あっ、ぁ…は、」


痙攣を繰り返するきの腰。
るき自身も触らずに射精するのは、僕に犯されとるんが感じれるからって、ドMな事を言うとったな、と思いながら。

僕はまだイってへんから、るきの腕から手を離して腰を掴み、また律動を始める。


「や…っ、京さん、待って、待っ…!」
「今日お前の誕生日やからイかしたる言うたやろ?よかったなー。僕まだ勃っとるし、まだまだイけるで、るき」
「や、あぁ…っ、あ!やだ、おかしくなる…ッ」
「ははッ、お前もう充分おかしいから」


笑って、僕にされるがままのるきを見下ろしながら犯す。


繋がったままやし、僕が腰掴んどるんやから逃げれる訳無いのに。
イったばっかの敏感な身体のるきは、逃げようともがく。


そんな姿がみっともなくて可哀想で、それだけで興奮材料になる。
唇を舐めながら、るきの快感を無理矢理引き出す為にナカを抉る。


お前の誕生日なんやから、サービスしたるよ、感謝せぇや。































「……もうケーキ食えねぇ…」
「使ったん苺だけやろ。残り食えよお前」
「見る度思い出すんですが…」
「えぇ思い出になったやん」
「うぅ…。すげー変な感触がする…」
「あー、食品やし、早よ出さな腹壊すんちゃう?」
「じゃ、入れないで下さいよ…!」
「は、苺でも感じとった癖に」
「も、京さん!!」
「はいはい、シーツも汚れたし、替えて。風呂入りたい」
「うー…俺も風呂入りたいです…」


何回かヤッて終わった後、シーツの上は苺とローションと精液混じったヤツで汚れるし、るきはぶちぶち文句言うとるし。

気持ち良さそうに喘ぎよった癖に何やねん。


ベッドに座って煙草を吸いながら、ベッドの上で脱力しとるるきを見下ろす。

何となく、髪を撫でてやるとその手を絡め取られて握られた。


「でもいいです。京さんに祝って貰えたんで」
「そうなん」
「有難う御座います」
「ん」


安上がりな奴やな。


手を好きにさしたったら、何か指を絡められた。

まぁ、えぇけど。

誕生日やったしな、コイツ。


煙を吐き出して、手を伸ばしてサイドテーブルの灰皿に煙草を置く。
隣には苺が無くなった生クリームだけのケーキがあって。


まぁ、今回はまぁまぁやったな。
るきの誕生日に、るきを虐める材料としては。


小さく鼻で笑って、るきの指を軽く握り返した。




20140201



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