遊びの延長B※/敏京
「ッあ、ぁ、はぁ…っ」
「…っは、京君の中、気持ちいー…」
「ん…ッ敏弥の、全部入ったぁ…っ」
「…可愛い…」
しつこいぐらい、敏弥の舌と指に解されて。
もういい加減我慢出来ひんくて起き上がって敏弥を床に押し倒す。
膝を立てて足を開いて、敏弥の上に乗って敏弥自身をゆっくりと受け入れていって。
敏弥のデカくて長いんに割り開かれてく感覚が堪らへん。
敏弥によって開発された身体が、快感を享受して背筋を這い上がる。
ぴったりと奥まで受け入れて、息を吐きながらソレを締め付ける。
口の端を歪めて笑う。
敏弥が下から僕の身体に視線を寄せて、気持ち良さに眉を寄せる表情がめっちゃ好き。
敏弥やって、十分かわえぇやんか。
敏弥の手が腰に回って来て。
舌舐めずりをして、ゆっくりと腰を動かす。
それと同時に、敏弥が下から僕を突き上げて来て。
リズムが同調して、気持ちえぇ。
「あっ、ぁは…っとし…!」
「は…ッ京君ちょーエロい…っ」
「当たり、前ッ、やん…あァ…ッ」
誰とヤッとると思っとんねん。
喉を晒しながら、敏弥に見せつける様に身体を開いて腰を振る。
僕を欲の籠った目で見上げる敏弥が好きで見られとると思うとゾクゾクする。
僕がここまでしたっとんやから、興奮せん方がおかしいやろ。
「あっ、ぁン…ッとし…、は…っ、もっと腰振れやボケ…!」
「京君…っ、あ、押し倒していい…っ?」
「あっぁ!ぁッ、アカン…っそのままイけ…!」
「ん…ッはぁ…、あ…!」
僕の下で僕の中でイく姿見せろ。
敏弥のを締め付けて、自分のいい所を当てる様に腰を振ると、敏弥も下から激しく突き上げて来て。
気持ち良さに身悶える。
敏弥の短く吐く吐息に、眼下に見える蠢く腹筋に、聴覚と視覚まで犯されてく感覚。
コイツとでないと、僕はこんなに足を開いて喘ぐなんてみっともない事はせぇへん。
ぱんぱんと肌がぶつかる音がして。
敏弥のが出入りして中を擦られる度、自分自身が更に張り詰めて先走りが溢れる。
上下に動くのを止めて、ゆっくり腰を回す様にしながら締め付けると敏弥が目を細めて僕を見上げた。
「ぁは…っ、敏弥…ッは、気持ちえぇ?」
「ん…ッ、すっげぇ気持ちイイ…」
「ぁ、あ…っ」
「ッ、京く…!」
また律動を始めると、息を深く吸い込んで敏弥も下から強く速く突き上げて。
いい所を狙いながら、敏弥のを緩く締め付けて。
さっきよりも激しく、腰を揺らして快感を引き出す。
敏弥の突き上げと合わせて、全身が気持ちえぇしか思わんぐらい気持ちえぇ。
「ッあー…もうダメ、イきそ…ッ京君…!」
「はぁ…っあ、早よ、イけやァ…っ僕ん中に、いっぱい出して…!!」
「ん…っ!!」
敏弥のが中で大きく固くなったのがわかって、敏弥のイく発言に自分でもわかるぐらいキツく敏弥のを締め付ける。
「ッぁ、京君…っ」
「イく…ッぁ、とし、イく…!!っは、あぁ゛あァ…!!」
薄く目を開けると、敏弥が快感に顔を歪めてイきそうで。
また目を閉じて自分の快感を追い掛ける。
下から強く大きく突き上げられて、自らも腰を振って。
お互いの荒い息と喘ぎ声が部屋に響く。
一際大きく喘いで。
敏弥の上で背中を反らして白濁を吐き出す。
僕の腰を掴む手が強くなって、大きく何度か突き上げて来た敏弥が、僕の中で弾けた。
中が熱い飛沫で満たされる。
ビクビクと足と腰が痙攣して、全て出し終えると、敏弥の上にべったりと寄り掛かった。
「はー…は、…」
「…きょーくん…」
「んー…」
敏弥の温かい肌にべったりしとると、敏弥の手が僕の髪を撫でてソコにキスして来た。
その優しい手つきに身を任せて、汗かいとる敏弥の胸元をぼんやり見つめる。
動くん怠い。
気持ち良かった。
何となく、後戯の意味も込めて敏弥の皮膚を舐めると汗でしょっぱい。
でも、それが何かエロかった。
「…ッ、擽ったいよ、京君」
「んー…」
「…もう、また元気になっちゃうよー?」
「なればえぇやん。次は敏弥が僕イかして」
そう言うて、わざと音を立てて皮膚にキスして敏弥の顔を見ながら舌を出してゆっくり舐め上げると。
まだ入りっぱなしやった敏弥自身がピクッと反応を示した。
「かーわえぇ、敏弥」
「…可愛いのは京君、だろっ」
「…ッ」
笑みを浮かべると、敏弥が僕の腰を抱き締めて、僕の身体ごと腹筋を使って起き上がった。
咄嗟に敏弥の首に腕を回すと、そのまま次は僕が床に押し倒された。
繋がったままで、両足を敏弥の腰に絡ませる。
その僕の仕草に、敏弥は笑う。
「だーい好き、京君」
「僕も」
身体も性器もセックスも舌も指も。
敏弥自身も。
終
20111012
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