遊びの延長A※/敏京
「京君ちょーエロい」
「ん…ッ」
さっき敏弥の指についたアイスを舐めとる。
弦楽器しとる敏弥の長くて綺麗な指を、アイスが無くなっても舐めとって、舌を出して指と指の間をゆっくりと舐め上げた。
チラッと敏弥を見ると、僕ん事を欲に濡れた目で見つめとって。
その視線が、心地良くてしゃーない。
皮膚の薄いトコを舐めると、僕の口ん中でピクッと指が動くんが可愛い。
唾液を絡めながら、床に片手をついて敏弥に覆い被さる様に敏弥の膝の上に座る。
「んン…ッ、は…」
「京君めちゃくちゃヤラしい顔してるね」
「…っ、敏弥やって…」
「だって京君が可愛いんだもん」
敏弥が僕の腰に腕を回して密着して舐め回した指に吸い付いてゆっくり口から離す。
唾液で濡れた僕の唇を敏弥の親指で拭った。
敏弥の顔をじっと見つめたまま、敏弥が着とった部屋着のTシャツをたくし上げて一気に脱がせた。
肌を密着させて、敏弥の唇に噛み付く様にキスをする。
舌から、肌から、お互いの熱を交換する様に身体を撫で回される。
敏弥の肩を押すとされるがままに床に押し倒されて。
敏弥の上に伸し掛かったまま、顎から首筋へとキスをして皮膚に吸い付く。
「ん…、ね、キスマーク付けて」
「…撮影あるやろ」
「いいじゃん。隠すから付けて」
「…、しゃーない奴やな」
「……ッ、」
床に押し倒した敏弥を見下ろして、僕の背中や太股を撫でながら見上げて来る。
それに期待した目。
我儘言うて来る敏弥の前髪を緩く掴んで、首元を反らせると、晒け出された首の皮膚に噛みついて痕を残す様に強く吸い付いた。
風呂上がりの匂いと、敏弥自身の匂いが鼻腔を擽る。
いつもは強引な敏弥も、僕にされる事を望んで自分から何も仕掛けて来ぉへん。
暫く吸い付いとって、唇を離すと歯形と共に赤いキスマークがくっきり付いとった。
「…付いた?」
「めっちゃな。満足か」
「ふふ、超嬉しい」
「…かわえぇ、敏弥」
目を細めて笑う敏弥を見下ろして、掴んどった前髪をゆっくり撫で上げた。
捕食される獲物の様に、喉元に食い付かれて喜んどるコイツも大概で。
そう言う所が僕の本質の性癖を刺激して堪らへん。
また軽いキスをして、キスマークの上から鎖骨へとキスを繰り返す。
乳首に吸い付いて舐め上げると、僕の下の敏弥の身体がピクッと反応する。
密着した下半身が、お互いの熱が固く主張していくのがわかった。
「ッ、擽ってぇ…」
「んー」
「や、だって京君…っ、ちょっと」
「あ…ッ、何すんねん」
「次は俺がするのー」
嫌がって身体を捩る敏弥をおさえ付けとって執拗に舐め回しとるとると、敏弥は僕の身体を抱き締めて腹筋を使って起き上がって来た。
身体を反転させられて、さっきまで僕が上になっとったのにあっさり逆転される。
元々上半身裸やった僕の皮膚に、敏弥は上体を倒して吸い付いたり舐めたりして来て。
肩肘を付いて器用に僕のジャージと下着を片手で脱がした。
素っ裸にされても、暖房ついとるから全然寒くないけど。
「…ッ、あ…!」
「京君の乳首固くなってるね。こっちも」
「ん…っ」
「俺の事舐めて興奮してるとか、京君変態だね」
「は、どっちが…っ」
ぬるりと敏弥の舌が僕の乳首を舐めて、そこから来る快感に背中を反らせる。
僕自身を掴まれて、緩く扱かれると更に固くなっていくんがわかった。
敏弥やって、人の事言えへんやんか。
僕の事見て興奮する癖に。
乳首から臍、下腹部へと敏弥の唇が降りてって。
僕の足を抱えて開かせて、その間に敏弥は顔を埋めた。
内太股の柔らかいトコに、思い切り吸い付いて来て。
敏弥がいつも痕残すトコ。
頻繁にやるから、そこのキスマークが消える事はあんまない。
「ッあ、とし、」
「…綺麗に付いた。京君は俺のだからね?」
「そんなん…っ」
いつもやったら笑い飛ばす言葉も、こん時だけは言われるんが心地良い。
「だーい好き、京君」
そう言うた敏弥は、何の躊躇いもなく勃ち上がった僕自身を舐めて、吸い付きながら深く咥え込んで来て。
「とし…っ、は…」
「んー…」
舌を使いながら喉奥まで咥えられて快感に身を震わせる。
こんな体勢が嫌やとか、キスマーク付け過ぎやとか。
そんな事言う暇も無く慣れ親しんだ敏弥のテクに身を任せて快感に流される。
僕も好き、敏弥も。
敏弥とのセックスも。
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