俺の弱点A※/敏京




「はぁ…っ、は…もぉ何なん…ッお前、今日…っ」
「んー?好きでしょ京君気持ちイイ事」
「ッあ…!」
「京君は何処も感じちゃうね。淫乱ちゃんだもんねぇ」
「んァ…ッ、あ!」


挿入しないまま、しつこく京君の身体を弄って。

ソファに俯せにさせた身体はビクビク震えて俺を恨めしそうに見上げる。


愛撫だけでへろへろになって来た京君の腰を上げさせて、また秘部を舐め上げる。
もうそこは物欲しげにヒクヒクしてて。

女の子とは違う感触の柔らかい太股を揉みながら、ちゅっと吸い付いて中に舌を突っ込む様に愛撫する。

焦れったいのか、京君の腰が揺れて。


「あか、とし…ッも、早よ…!」
「なぁにが」
「ここ、入れてぇやぁ…敏弥のおっきぃのでグチャグチャに掻き回して…っ」
「えっちなんだから」


京君は片手を自分のお尻に手を回して、秘部がよく見える様に自ら広げる。


そこも誘う様にヒクついてて。


そんな事言われて、断る男はいないでしょ?


ちゅっとお尻にキスをして、ソファに乗り上げる。


京君の腕を掴んで、身体を仰向けにすて。

やっぱ、ちゃんと顔を見て繋がりたいし。


ちゅっちゅっとリップ音をさせて乳首やら鎖骨、首筋にキスを落とす。


京君は誘う様に足を自ら開いて。

ズボンと下着をずらして、俺自身を取り出すと。
ずっと勃ちっぱなしだったソレは先端が濡れててガン勃ちで。


窪みに自身の先端を押し付けて、ゆっくりと中へと埋め込んでいく。


「っあ、あァ…はぁ…ッ、気持ちえぇ…」
「京君の中、あっつい…」
「敏弥ぁ…」
「京君、可愛い」
「ん…っ」


京君は欲しかったのが満たされたのか笑みを浮かべて。

それがエロくて、可愛くて。


中に入ったまま、京君の掌を繋いでソファに押し付けてゆっくり動き出す。


鼻にかかった様な声が聞こえて来て、腰の動きに合わせてそれはどんどん大きくなる。


内壁に擦られて、スゲー気持ちイイ。

京君のもビンビンで。
でも行為中、触る事は滅多に無い。

後ろだけでイくのを覚えたら、後ろだけの刺激でイくのが気持ちイイんだって。
それって結構Mだと思うんだけどねぇ。


京君はSでMだよね。


そんな事を考えながら、京君の好きなトコを探してグリグリと中を押したら。
ビクビク腰が跳ねて中が締まった。


「ッあ…!」
「あァ…っは、また、おっき、なったぁ…ッ」
「も、やだって言ってんじゃん…っ」
「あっ、あ!ぁは…っ」


身体を倒して密着したら、京君は俺の首に腕を回して。
俺の身体を引き寄せたからキスすんのかと思ったら。

唇素通りされて、京君の唇がまた俺の耳に噛み付いた。


甘噛みされて吸い付かれると、そこから下半身へと直結するみたいにゾクゾクする。


自分の身体がビクッと震えるのがわかった。

力抜けそう。


自分のが京君の中でデカく固くなったのがわかって。

京君の腕を解いて、押さえ付けると京君は口の端を上げて意地悪く笑って。


「っは…耳…ッ、気持ちえぇ、癖に…!」
「…ッ、そんな意地悪するなら、手加減しないよ」
「必要っ、ないやろ…!なぁ、早よ、気持ちえぇのしてやぁ…っ、敏弥のでイかして」
「こ、の、淫乱…っ」
「あァっ、あ!あッ!とし…っ気持ちぇ…!」


人の事煽って。

ホント、俺を落とす為に全身から色気を振り撒いて。
そんな淫乱な所がスゲー好きなんだけど。


京君の足を抱え直して、がむしゃらに突いていく。

俺の動きに合わせて喘ぎ声が響いて。
京君は身体を捩って快感に身を落とす。


「あっ!あは…ッもっと…!敏弥…っとし…!」
「京君…っ、好き、好き…!」
「あ、ぁ…ッ僕、も…っ」


段々と肌と肌がぶつかる音の間隔が短くなって来て。

あー気持ちイイ。

俺の下で喘ぐ京君が可愛い。


自分の顔に汗が流れるのがわかった。


京君の熱い中に締め付けられて、俺のはガチガチに堅くなってて。

内壁を抉る様に角度を変えながら突き上げると。
京君はその度に喘ぐ。


何度も何度も打ち付けて、京君の喘ぎ声も耳に届いて。
全部が気持ちイイ。


身体の相性はやっぱり大事。


真っ白い綺麗な胸元を反らして腰を振る京君の淫乱な姿。
堪らない。


「うぁ…っ」
「ッは…は、とし…ぁ…ッ」


京君の腕が伸びて来たと思ったら、ぐいっと引っ張られて京君の身体の上に倒れる。
京君の足から腕を離して身体を抱き締めると、京君も俺の腰に足を絡めて耳元で喘ぐ。


また、耳に噛み付かれた。
何すんのって意味を込めて最奥まで自身を埋めて中を抉る。

腕の中の京君の身体は刺激にビクビク跳ねる。


もう何処が気持ちイイのかわかんない。

京君のちっさい身体を抱き締めて、身体の中に渦巻く熱を吐き出す為に腰を打ち付ける。

そこがソファの上だとか動きにくいとか、もう関係ない。


「あ…っ、っ、ダメ、イく…!」
「あっ、ぁ!僕、も…一緒にっ、あぁ゛あァ…!!」
「…ッ、!」


京君の身体が、跳ねるのを押さえ付ける様に抱き締めて。
奥まで埋め込んで最奥に白濁を放つ。

お互いの腹に擦れてた京君もイって。
お腹を汚す。


イったら力が抜けて、京君の身体の上に倒れ込む。

あっつい。

お互いの荒い息が耳に届いて。


京君の指が俺の髪を撫でるのが気持ちイイ。


「…は…もー…耳触っちゃダメ、だって」
「…はぁ…、は…何で…気持ちえぇなら、素直に感じとけや」


そう言って、ふにゃっと笑う京君はさっきと打って変わった表情。

そんな顔でそう言われたら、俺には何も言えない。



耳より何より。

俺は京君に弱いんだもん。


「なーぁ、もっかいベッドでシよーやぁ」
「じゃ、このまま抱っこしてこっか」
「ん。敏弥の感じるトコ、たっぷり可愛がってやるし」
「…京君は全身が性感帯だよね」
「敏弥とするん好きやもん」


勿論、敏弥自身もな?


抱き上げた京君の身体。
落ちない様に俺の首にしがみついた京君は、俺の耳元でそう囁いて、噛み付いた。




20110620



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