るきA※/京流




薄暗い中、るきの喘ぎ声と粘着質な音だけが部屋ん中に響き渡る。

裸に剥いた身体を仰け反らせて。

もう指を2本咥え込むソコは、ローションの滑りも手伝ってか出入りはスムーズで。
中指と薬指を抜き差ししながら、シーツの上で悶えるるきの顔の横に片手を付いて顔を覗き込む。


「あッ、ぁ、きょ、さ…っ」
「なん」
「や、見な…!」
「顔隠すなや」


るきの感じとる顔見よったら、何を恥じらうモンあるんか横向いて腕で顔隠してきよったから、両手首クロスさして一纏めにして頭上へ縫い付ける。
そんな、手ぇ自由にならん行為に反応して、指咥えとる穴が締まった。

んな事にも感じるとか、コイツとんだけマゾなん。


「何やねん美味そうに指咥えとる癖に今更何恥ずかしがるん」
「ゃっ、あ、気持ちィ…ッ」
「もう1本入るで。オラ、どんだけゆるゆるなんお前」
「ひぁ…っ!あ、ダ、メ!」
「何がダメやねん。気持ちえぇんやろチンコおっ勃てて。指でイくか?あ?」
「や、や!きょ、さんのが…!」
「我儘言うなや」
「あぁ…ッ」


指を3本に増やしたって、中を掻き回してもただ喘ぐだけのるき。
時折身体をビクつかせて、濡れた目を薄く開いて感じ入る。
素早く抜き差しをしとると、我慢するみたいにぎゅぅっと締め付けて来た。

るきのそんな姿を見下ろして、目に付いた乳首に噛み付いたら大袈裟に喘いで身体を仰け反らした。


「あぁアあ…ッ!ダメ、京さん…やだぁ…」
「なーにが嫌やねん」
「京さんのでッ、京さんの…!」
「僕の?」
「入れて欲し…っ」


乳首舐めながらるきを見やると、必死な顔して頭を振るるき。
おもろい。
淫乱やから。


「は、後ろ掘って欲しいんか」
「んァ…っ、京さん…!」


ズルッとローションに塗れた3本の指を引き抜いて、その指をるきの口に突っ込む。
ざらざらの舌を撫でる様に動かすと、必死に付いて来る様に舌が動く。

拘束しとった手首を解放したると、自ら足に手を持っていき、足を開く。


「なん、この足」
「んん…ッ」
「なぁ」
「きょ…」


喋れんのわかっとって、無理矢理口内で指を抜き差ししながら、問い掛ける。
期待した目。
濡れたソレ。

口ん中から指抜いて、開かれた足の間に腰を入れる。
その動作をじっと見つめるるき。


「これが欲しいん?」
「あ…ッ、欲し、ぃ…!」
「誕生日やからな、素直にくれたるよ」
「あぁ──ッン!!」


るきの穴に取り出した先端を擦り付けると、身体が上下して期待にソコがヒクついた。
そのまま一気に突っ込むと、慣らしとった中は何の抵抗も無く受け入れた。

あんだけ穴広げたのに、そん中は狭ァて、僕のを締め付けて来る。

ピッタリと形に合っとるみたいに。


「あ、ぁ、デカぃっ、好き、京さん…!」
「ッは、お前は僕が好きなんかチンコが好きなんか、どっちやねん…っ」
「ひぅ、あぁ…ッ!きょ、さん!京さん…!!」
「なんッ、これは好きちゃうん」
「好きっ、も…ッ、全部!」
「お前淫乱やからな…ッ」


始めっから飛ばしてのピストン運動。
るきの足を抱えて胸に付く程、折り曲げて腰を打ち付け中を抉る。
手元が何か無いと不安なんか、シーツを握り締めて自らも腰を揺らす、その姿に口元が歪む。
快感に素直なコイツの痴態を見るんはおもろい。

るきの喘ぎと、腰に直結する快感に息を吐きながら、足から手を離して身体を倒し、るきの身体を抱き締める。


「あぁア…ッ!ふかっ、深い…!!」
「るき」
「あ、あッ、京さ…!」
「るーき」
「ふッ、気持ち、ぃ…!」

密着した身体で。
ピアスの付いた耳に唇を寄せて名前を呼ぶ。

そうすると、るきはどうしようも無いって顔で。
僕のを締め付けて呼応する。

全てが、気持ちえぇ。





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