Memo

■ カゲタマ中心学パロ〜テロリストは突然に〜
2012/04/29 15:45
どうやらウチにカナエが侵入したらしいんだよね…。
証拠は上がってるんだ。
だって私がいぬ間にマウスがピクリとも動かなくなってたんだ…。
カナエが触ったに違いないんだよ!!←
USBだから電池切れとかでないしなあ。まあコード大分雑に扱ってたからどっかで切れたのかもしらんね(´・ω・`)
ペンでPC操作してると急に萌発作が出た時に机叩けなくてすごく不便なんだよ!(ダンッ)






「落とすなよーーー」
「バカ、大事なタマキ落とすわけねぇだろーーー」

と、爆破秒読みのリア充高校生カップルカゲタマ。

このあと海岸線沿いの車道脇を走るチャリ通(笑)のキヨヒカカップルに帰りがけに発見されます。
ちなみに登校はキヨタカが荷台でコーヒーブレイク^^^帰りはヒカルが荷台で携帯打ってます。チャリこぐキヨタカとかネタ以外の何物でもない。送迎通学で優雅な学校生活なんて許さん。汗臭く青臭く!
以下設定作文です。ちょっと長いですから心してどうぞ…。




「カゲミツーーー!!」

高台の道をトロトロと二人乗りでゆく自転車の後部に立つヒカルの大声に気づき、カゲミツはタマキをおぶった分の遠心力で振り返った。

「お前尻ーー!!!気づけよ!!半ケツーーーー!!!」
「えッ!?」
「わっ!バカッ!!」

ヒカルの言葉に動揺し、内心のバランスを失った隙を引き潮がさらった。ヤバイと思った時には既に踏ん張りがきかずカゲミツはタマキごと横に傾いだ。
そのまま二人、海水とコンニチワ。
塩と砂に苛まれ、追い打ちをかけられたタマキの尻穴は大層染みたそうだ。

「ぷっ、超ダセぇーーーーーー」

浅瀬に座り込んだカゲミツとタマキの腰を打ち寄せた波が叩く。
そう言い残してヒカルを乗せたキヨタカ号はゆるゆると走り去った。
しかし一分に一度のペースで立ち漕ぎが挟まるキヨタカ号もハタから見るとなかなかにダサい光景だったという。



「もしもし俺だ、カナエまだ学校にいるか?」
「会長?ええ居ますけど珍しいですね、俺に電話なんて…」

生徒会室で残務処理をこなしていたカナエに会長から回線が繋がる。

「まあなんだ、タマキが少し、困っていてな。帰りがけにお前が着替えを、持っていってやって欲しい、だけだ。通学路脇の砂浜、道沿いにいけば見つかるはずだ。あとできた、らズボンは2着頼む」
「はぁ…。会長随分息が上がってますけど一体何してるんですか…?」

呼気が吹き付けられザーザーと雑音をこぼす端末に向かって訝しげにカナエが問う。
一方キヨタカはチャリを漕いでいた。携帯は立ち乗りをしたヒカルに繋いで耳にあてがってもらっている。先程から緩い上り坂に差し掛かっているのだ、全身で漕いでいたのだ。

「俺か?……青春さ。」

逡巡ののち通話は一方的に切られた。
要件は伝わっただろう。キヨタカの額からキラキラと汗が落ち、風に流され飛んでいった。青春はしょっぱい味だったそうな。(ヒカル談)



「あーあどうしよ、中までぐっしょりだ…。」
「カゲミツ、俺は信じてたのに…。」
「今の俺のせいか?!…だよなーー!ほんっとごめん!!」

タマキのうるうる光線にはとことんまで弱いカゲミツである。
(イチャコラ中略)
すっかり弱り切って、仕方ない笑い飛ばすかと開き直る寸前、頭上から声がかかる。

「タマキ君!!会長から聞いたよ!大丈夫?!」

カナエが低いガケ上の通学路から降りて、一目散に砂浜を駆け寄ってくる。
着替えを持ってきたというカナエに、助かったと胸をなでおろすタマキ。
タマキの右手を掴んで引き上げるカナエ。
しかしカゲミツの方はというとむしろ状況が悪化したと言えるだろう。

「カゲミツ君…そんな所に這いつくばってどうしたの?可哀想に…。」

カゲミツを見下ろしてタマキの肩を抱きながらカナエが吐き捨てる。

「雨に降られた捨て犬みたいにガリガリで貧相だよ」
「うるっせぇよ!!!なんで来たんだよ!!」

タマキとカゲミツに対するカナエの態度は、砂漠の昼夜に匹敵する温度差をもう幾ヶ月も維持したままでいた。

誰に言いふらす分けでもないがカゲミツはタマキの恋人だ。だが1年の時にカゲミツが半年間海外留学していた間に転校してきてタマキに一目惚れしたカナエとは犬猿の仲なのだ。
どうしてあの時俺はきちんと虫よけを付けていかなかったんだろう。タマキを信じていたし、実際タマキは半年間カゲミツと連絡を取り続け、片時も浮気をするようなことはなかった。

だがその時の甘さが今自分の首を絞めている。カナエは半年間誰に気付かれることもなく、転校してきたカナエに優しく話しかけてくれる学級委員のタマキへの想いを密やかに募らせていたのだ。
カゲミツが戻ってきた時には既にその気持ちをなかった事とするのには遅く、カナエは嫉妬に燃えた。

しかし露呈したのはカゲミツとの恋仲とカナエの思慕だけではなかった。
日々繰り返されるカゲミツとカナエの些細とは言えない諍いに、渦中のタマキはまったく気が付かなかったのである。
誰にでも優しく常に明るくノリの良い人気者のタマキの欠点、恋愛沙汰にまつわるネガティブオーラに絶望的なほど鈍感だったのである。
あれはああ見えて大物だろう、攻略しがいが有りそうだなと、かの会長はのたまったという。



「何かあったか?機嫌が悪いように見えるが」

自転車をオトワ邸の広い庭の一角のガレージに停めながらキヨタカが問う。

「…あった。お前さっきすげぇ顔で見てただろ。バレバレ。」
「なんだそのことか。」
「わかってるなら聞くなよ。いつものことながら反省する気ないだろ…。明日はキヨタカが一日漕ぎ役、交替なしだからな!」

余所見した罰だ、と言い捨てズンズンと邸宅までキヨタカの前を歩いてゆくヒカル。
キヨタカは通りがかった海岸線で自転車を漕ぎながらも一心にあるものを見ていた。
それは熱心に穴が開くほど見つめていた。海岸線をバックにカゲミツにおぶさり揺れるタマキの剥けた桃尻を。
二人は気づいていなかったようだがそれはそれは見事な半ケツであった。

ヒカルがあの時カゲミツに呼びかけた言葉は、半分嘘だったのである。カゲミツはカーディガンを腰巻にしており、そもそもズボンが下がったとしても割れ目が見えるはずがなかったのである。
ヒカルの小さな優しい嘘のせいでカゲミツはカナエの猛襲を受けるはめになったがそれはそれ。


なんだかんだ言って皆タマキにやさしい、とある学園の物語────。







続かねーよ!!!


以下おまけ。


カゲミツ=生徒会書記現2年生 入学時にあった一件でタマキを意識し始め付き合うことになる 1年の夏休みから半年間留学している よく机や下駄箱にラブレターの装丁のものが押し込められているが大抵がカナエからの果たし状や雑務申し書きである 隣にいるのにカナエからはメールで用件が送られてきたりする

タマキ=学級委員で現2年生 カゲミツの恋人 相談に乗ってくれるなど世話焼きかつよくおちゃらけたりと人気もあるが人の悪意に鈍い 妬みそねみなどにもまったく気付かないためよく周りを心配させるがそれ故に"気になる人"になりやすい人たらし

トキオ=生徒会の副会長であり現2年生 飄々とした態度から裏で何をしているかわからないと生徒からは不穏な噂が流されがちだがひっそりとファンクラブが立つなど人気者である ちょっとした仕事だといいよく学校を休む 時期生徒会長の呼び声が高いが二番手の方が楽で動きやすいと思っているため押しつけ役を探している

アラタ=現1年生 母親からDVを受けておりよく家に帰らずふらついている隠れ不良 上級生相手にかつあげしてる現場をトキオに抑えられ家に引き取られる のち頭脳を生かし生徒会に立候補する

キヨタカ=生徒会会長の現3年生 生徒はみな俺のものだと豪語する俺様だが活動は真摯に生徒の意思を汲んだもので決断力もありトップの風格を持っている その一方ではヒカルにやりこめられることも多く近くにいるものは親しみを覚えている 周りに人が付いて来るタイプの人間である

ヒカル=生徒会書記現2年生 キヨタカの恋人でどこからどうみても夫婦である カゲミツとは悪友

ナオユキ=現2年生 柔道部主将

ユウト=現2年生 剣道道場の跡取り

カナエ=生徒会会計の現2年生 アマネ宅の末っ子 一年生の二学期半ばに転校してきた 暇な時間をカゲミツ暗殺計画を練ることに費やしているカゲミツ専属のテロリスト 調理実習は担当教師によるマンツーマン指導で行われるも炎上しかけ、PCルームへの立ち入りは嫌煙されている

オミ=アマネ宅の長男 カゲミツに惚れており末っ子のカナエとは仲が悪いがタマキをカゲミツから引き剥がすために度々共同戦線を張っている 何故か手癖が悪いと噂が立っているが根は一途 自室のものがよくなくなる

アマネ=アマネ宅の主人 今は妻はない 地下に十余名の男を雇って何かを企んでいる 表向きは無口だが優しい父であり母である

レイ=アマネ宅の飼い猫 拾ってきたとアマネは語っているが兄弟の間ではアマネと妾の子なのではないかと囁かれている

ヒサヤ=アマネ宅のメイド 長男によく懐いている たまに洗濯籠の付近などで不穏な息遣いが聞こえるとレイはカナエに語っているが真相はさだかではない スカートの中に四次元ポケットを持っている よく邸宅のどこかへフィールドワークをしにいくらしい


去年の四月馬鹿の設定少し引っ張ってますが、ぜんりょくでギャグです…!真に受けちゃだめだよ…!
使えるなら使ってくれても構わないんだよ(チラッ)

ヒサ→オミ→カゲ→←タマ←カナ←レイ 全校生徒←キヨ→←ヒカとかなり不毛な現状な上、会長副会長の陰険キヨトキ裏カプとカナカゲの不仲カプが楽しめます(ニッコリ)
トキアラは同居でほのぼのと家族してたり、ナイツは相変わらず全員アマネ邸におります。
ナオユキとユウトが全力で一般生徒です…ユウトがお弁当作って毎日一緒に食べてるとこくらいしか思いつかないんだよね…誰かいじってください…



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