難読難意用語集 人名編 <江戸時代>




●志之助(しのすけ)

物語の主人公の片方。小間物屋『中村屋』店主。元比叡山修行僧で、天台密教僧であり、真言密教僧であり、陰陽師であり、古武術の使い手であり、神仏を降ろすほどの巫体質である、古九尾狐の子。



●中村征士郎(なかむらせいしろう)

物語の主人公の片方。直参旗本の妾腹の三男坊。母は川崎沖の海底に生息する人魚の娘。赤坂にある中流剣術道場で免許皆伝された腕前を持つ。



●中村勝太郎(なかむらかつたろう)

直参旗本中村家現当主。数年前に愛妻を亡くし、広い邸宅に年老いた住み込みの使用人と二人で暮らしている。将軍側近として来客の取次ぎ等の仕事をしており、将軍家斉の覚えもめでたい。



●片瀬松安(かたせしょうあん)

赤坂にある町医者『片瀬診療所』の若先生。現南町奉行、高遠善隆の三男として生まれ、先代片瀬医師の養子として後を継いだ。天才的知識力と推理力で、数多くの難事件を解決している、南町奉行所のご意見番。



●草壁りん(くさかべりん)

公儀御庭番衆竹中隊に所属するくの一。赤坂で生まれ育った武家の娘だが、現在は町人として、深川で芸者をして生活している。



●徳川家斉(とくがわいえなり)

徳川幕府第十一代将軍。老中松平定信の『寛政の改革』を指示、執行した人。物語中ではかなりの破天荒将軍。



●竹中紅寿(たけなかこうじゅ)

徳川幕府公儀御庭番衆の一隊を指揮する頭。将軍家斉の周辺警護に当たっていることが多く、何かと頼りにされているらしい。過去に志之助と面識がある。



●加助(かすけ)

中村勝太郎に拾われて中村家唯一の使用人として働く老齢の男。元はスリをして生計を立てていたが、今は中村家の一切を任されている。たまに『中村屋』の店番を手伝うことも。



●おつね

神田明神下界隈で評判の髪結い娘。二〇代半ばで未だ未婚なので、完璧に行き遅れているが、本人はまったく気にしていない。ちゃきちゃきの江戸っ子で、順応力が強い。



●おはる

神田明神下の長屋に住む主婦。威勢の良い姉御肌で、何かと主人公二人の世話を焼いてくれる。『中村屋』の常連客。



●雷椿(らいちん)

日本に住む古九尾狐の男。志之助の母(茜)の弟であるらしい。





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