「お花の種貰ったんだけどね
俺達には花を育てられそうにもないんだ
だから、貰ってくれんか?」
「お花…?何の花ですか」
「それは、育ててからのお楽しみだよ」
悪戯っぽい笑顔が可愛らしくて
つい、
「育てたいです」
雨に打たれてることなんて
忘れて
屯所へと急いだ
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