「ガ、ガゼル様!」

「ぶっ!」

「きたないよガゼル…」

おもわず口に含んでいた紅茶を吹き出してしまった。それらは向かい側に座っていたグランにかかる。いやそんなことはどうでもいい。なぜそんな格好をしてるんだ…。

「え、ガゼル様はこういうのがお好きだとグラン様にきいたので…」

「うん。似合ってるよ、制服」

どこから手に入れたんだ…!しかもグラン貴様よくそんな嘘を…!「もっとスカート短くしたほうがいいよ。」あっばか、スカート短くするんじゃない!やめろ!「あとシャツのボタンをもう一個はずしてみようか」はずすな!こいつの言葉をうのみにするんじゃない!「あっシャツの裾はちょっとお腹がみえるくらいの位置でしばってみて」貴様ああああ!いい加減にしろ!そしてなぜおまえはグランの言う通りにする!「ねえ…もうきみ、俺のチームにこない?」貴様っ…!わたしの目の前で勧誘するとはいい度胸だな…!ノーザンインパクトぶちかましてやろうかおい。「ガ、ガゼル様…!この服、気に入り、ません、か…」



「………似合っている」





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