ダン戦部屋 | ナノ
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普段だったら、あまり開くことのない机の引き出しを最近の俺は1日に一回は必ず開けている。

引き出しを開けば、中に入っている白い紙に混じって少しプラスチックに似ている緑色をしたたくさんの欠片と、形は保ててあるが起動することも出来なくなった黄色いただの人形になってしまったものが視界に映る。


「ウォーリアー…、ごめんな」


自分の力が及ばなかったために、相棒だったはずのLBXを壊されてしまった。
どんな相手かは理解していたのに、最終的には突っ込んで行ってしまった俺の判断力が欠けてたんだと思う。

結果的にはバンが郷田を倒して、無事アーマーフレームを取り戻すことは出来たのだからよかったのかもしれない。

アキレスやクノイチを守ったんだと考えればと引き出しを開ける度に思うが、ハンターを貰った今でも謝っては同じ考えを巡らせる。
バン達には大丈夫だと言ったものの、そう簡単に吹っ切るということは出来ないらしい。

「…寝る、か」


おやすみっと同時に引き出しを閉じれば、ベットへと潜り込んだ。




(いつまで繰り返すの?)



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