文 | ナノ
デスタ×鬼道

※ゴーグル ログアウト



例えて言うのならば倦怠期というヤツか。最近デスタが交わりを求めてこなくなった。
いや、倦怠期ではないか。
アイツと結婚してはいないしな。


「はぁ…」


ベットの上で寝返りを打つ。何回も、何回もゴロゴロゴロゴロとベットのシワを広げていく。

ここの生活にも慣れてきた頃からだ
サッカーも普通にできて、何不自由なくデモンズゲートで暮らしてきた。

そんな時からデスタは求めて来なくなり、一日中の半分は部屋から出ていきっぱなし。
ほぼ毎日身体を交えるのに慣れてしまった俺の身体は性欲が溜まるばかり、うずうずと快楽を求めてしまう。かといって自慰行為など自分のプライドに反するわけで…。


「はぁー…」


今度は長めの溜め息。
我慢をすればいいものだと最初は自分に言い聞かせていたが、…欲しいとか思う気持ちは増大するばかり。

アラクネスにも相談をしてみたが、悪魔とか言うのは少し考えがずれているのだろうか



***



「デスタをソノ気にさせちゃえばいいじゃない?」

「それが解らないからっ…!」

「男の癖に意気地無しね、誘うのよ。ねぇ、デスタが欲しいのとかなんとか言えばソノ気になるわよ、単細胞だから」

「(意気地無し…)」

「まぁ、でも意気地無しの人間には無理ね。というわけで、デスタにコレを飲ませなさい。そうすれば問題は解決するわ、絶対」



***



といって渡された小瓶。
透明な液体が中で揺れる。
薬、だろうか?


「鬼道ー」


ガチャリと部屋の扉が開けばデスタが姿を見せる。俺は急いで小瓶をポケットへ隠せばなるべく落ち着いた声で「早かったな」と言った。


「あァ、まぁなー。セインの野郎がさぁ」


いきなり文句垂れ始めたデスタに「飲み物いるか?」と聞けば言葉の間に「おう」と相槌を言い、また天使達の文句を並べる

2つのコップに水を注ぎ、片方に小瓶の中身を入れる。
両手に持ちソファへと水を持っていけば液体が入った水をデスタに差し出した。


「ん、ありがとなァ」

「どういたしまして」


じーっとデスタの顔を見つめる、コップに口を付け水を口内へと流し込む…飲み込む
と思ったらデスタが此方を向き唇と唇がぶつかる。
いきなりのことで、展開についていけない俺の脳がデスタに口付けを交わされているのだと理解したのは口内に水が流れ込んで来てからだった。
流れてきた水を戻すなんて器用なことなどできず後で吐き出せばいいものを俺は思わずソレを飲み込んでしまった。


「げほッ!何をする…!」

「アラクネスから聞いたぜ?そんなにヤりたかったんなら言えばいいのによォ」

「っ!」

「まー、ホントは鬼道から誘って欲しかったけど、いいや。媚薬貰えたしな?」


何を企んでいるのか笑顔で言うデスタの言葉の中に聞き慣れない単語が一つ。
媚薬、聞いたことがあるだけだが、あまり宜しくない薬だと誰かが言っていた気がする

ぐるぐると思考を巡らせ脳内を回しているとじわじわと身体が熱くなっていく感覚を覚える。鼓動が早まり、先程まで素早く回っていた思考もぼんやりとしだす。


「はぁ…で、すたっ…ぁ」

「何もしてねぇのにエロい声出すなよ」


俺の様子を楽しむかのような声が異様に耳に響く、デスタは俺に触る気がないのかこちらを見てニヤニヤ笑うだけ。
そんな間にも俺の身体は熱く疼いてプライドに負けて自慰でも始めた方が楽になれそうなぐらいに苦しい。


「…んっ、ですたっ!」


ソファに乗り出して四つん這いでデスタに近寄り軽くキスをする。


「しょーがねぇな」


デスタは俺を担ぐように持てばベットへと下ろした。早く楽になりたい一心で「はやく」とデスタを急かす。


「どうして欲しい?」

「…っ」

「言わねーと解んねーんだけどよォ?」


ゆっくりと服をたくしあげ、胸板からヘソを指先でなぞられる。
そんな微弱な暖でも俺の身体はビクリと跳ねる、ご無沙汰だからか媚薬という薬のせいかなぞられるだけで変に気持ちが良くて理性がとろけていけようだ。


「ぁ…も、とぉ…さわって」

「こことか?」

「ひぁッ…焦らすなぁっ」


ツンっと硬く立っている突起を弾かれればいつもとは比べ物にならないほどの痺れが身体を走る。それに比例して俺の口からは甘い嬌声が漏れ、それがまた俺の理性を壊していく。
誘うかのように厭らしく腰を揺らしデスタに快楽を乞う。
俺も堕ちたものだとは微かに思うが自分で自分を惨めだと笑うことはしないだろう。今のデスタとのこういう関係は結構気に入ってるんだ。


「あぁんっふぁ…、ですたぁっ」


牡をズボン越しに撫でられるとビクビクと身体が反応を示す。名前を呼べばデスタが此方に向いて疑問符を浮かべた。
喘ぎ声混じりにキスを求めればデスタは笑って「ワガママなヤツ」と深い口付けを落とされた。
くちくちゅと上も下も卑猥な水音が鳴り響く、先走りでぐちゃぐちゃに濡れた牡は滑りが良く、俺の牡を扱う速さは遅くなったり速くなったり自由自在だ。


「んっふぅ…ひぁあっ…んぁっ」

「イきてェか?」


銀色の糸がぷつりと切れたら発された言葉は楽になりたいかとの質問。コクコクと縦に首を振れば、ニタリとデスタは笑った。


「…ふぇら?」

「そ、人間の間でそう言うのがあるんだとよォ?やって?」

「んっ、わかった…っ」


俺もよくは知らないが、豪炎寺達がそういう会話をしているのは聞いたことがある。
俺はデスタに軽い口付けを交わせば、デスタをそのまま押し倒す。
デスタのニヤリと余裕な笑みとは逆に俺は運動をした後のように息を切らし苦悶の表情を浮かべているだろう。
デスタの股の間に手を伸ばすと、ガチガチに硬くなった牡に触れた。苦しそうな程にテントをはって主張をする牡を出してやれば厭らしく先走りで濡れていた。


「…んっ、でかいな」


直に見るとコレが俺の中に入っているのかと少し感心してしまう。試しに先端をくわえてみればデスタがクッと小さな吐息を漏らす。


「ひもひーか?(気持ち良いか?)」

「っ…喋っんな」


やはり気持ちが良いのか快楽に表情を歪めるデスタ。ジュルジュルとはてしない音を立てて舐めたりくわえてみたり、デスタを苛めてるという事実が少し楽しくなってきて表情を伺いながら吸ってみたり。
だが、俺にはデスタを焦らすだけの余裕なんて存在しなく、さっきから弄られない身体には熱が溜まるばかり。


「んは…ぁ、ふぅ…んんっ」

「…クッ、良い眺めだぜェ?ケツふりふり揺らして犬みてぇ」

「…うぁ…んぐ…ふ、ぁ」


性行為独特の臭いに酔ってきたのか、我慢が出来なくなるほどに身体がデスタを欲して居るんだと悟った。
牡をくわえているだけだというのに、無意識に腰が揺れ蕾がひくひくと収縮してるのが嫌でも解る。
デスタの牡から口を離せば先走りか唾液か銀色の糸が引いた。


「も、おれ…っおかしくなりそ、だ」

「俺をイカせたら狂うくれぇイカせてやるよ」

「っですたぁ」

「辛いのはお前だぜェ?」

「はぁ…んぅぐ」


またさっきと同じようにデスタの牡をくわえ込み攻め立てる。時折、くわえるのを止め下から上へと丹念に舐める。
口の中でデスタの質量が増したと思ったら、苦悶の声が上から聞こえた。


「…きど、出るッ」

「んっふぁ…うぅっ」


手と口で扱ってやれば、熱い飛沫が喉をたたいた。


「うぇ…んんっん」


つーっと俺の口の端しから白っぽい熱が一筋通った。
精液のとてつもない味に涙を浮かべながらも俺はゆっくりと喉を動かした。


「鬼道、こいよ」





朝まで鬼道の声が
響いたのは、また別のお話。









fin






―――――
みつるん。

お話ガタガタですいません(´`)
まるで切って貼ったようだね←

頑張ったんだ(・ω・`)認めてけれ
最後まで行かなかったのはあれだよ
疲れた訳じゃないよ
どういう体位か迷ったからだよ←←
なんか媚薬意味ないねー(゜゜)

フリリクに参加してくださり
誠に有難うございますっ

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