act.1
部屋にブウゥゥゥゥゥンとモーターの音が響く。
「る、琉夏ぁ…やっぱりやだよぉ…怖い」
「ダイジョウブ!死んだりしやしないから」
すっかり裸になってしまった美奈子の両足の間には胡座を掻き右手に激しく振動するショッキングピンクの小さく丸い物体を持った恋人がボクサーパンツ一枚でいつもの綺麗な笑顔を浮かべていた。

どこで手に入れたのか、大人の玩具を得意げに持ち帰り早速試してみようということらしい。そういうものがあると噂には聞いたことはあるが、目の前で初めて見るショッキングピンクのソレは使うと自分がどうなってしまうのか想像もできない。

「これさ、使うと女の人はすっげぇ気持ちよくなっちゃうんだって」
まるで子供が新しいおもちゃを買ってもらった時のように無邪気に
説明する琉夏の姿が美奈子の恐怖感を煽ったが、同時に既に
琉夏に快楽を教えられている身体は、”ものすごく気持ちよくなる”という言葉にピクリと一瞬反応する。
そんないつの間にかイヤラしくなっている自分の身体に美奈子は更に恐怖を感じた。

「ま、いきなりじゃ面白くないからさ、まずはここから…」
言ったが早いか美奈子のぷくっと立ちあがった乳首に軽く当てた。
「ふぁ!あぁ…やっ、だめ!」
「ダメ?オマエ欲張りだね。でもこれ一個しかないからさ…これで勘弁して?」
フッと美奈子の目の前から琉夏の顔が消え自分の胸元に金髪の髪がサラサラと落ちてくる。
「やぁああああ!琉夏ぁ…そんなにすっちゃ…あぁ」
右の乳首の先端をローターで弄り、左の乳首は琉夏が自らの口に含んで舌でチロチロと舐めたりつついたりと弄っていく。両方攻められてあんあんと喘ぐしかできない。

暫くすると、散々弄って満足したのか、ぷはっと琉夏がまた目の前に現れた。
「すげぇ…今日の美奈子超エロい。オレ、マジでヤバいかも…」
「ふぇ…今日?そっ、そんなことないもん!いつも通り…だもん」
「あ、違った。今日”も”だ」
みるみる顔を赤くする美奈子とは対照的に琉夏は胸の先端を吸いまくって唾液でベトベトになった口元を手の甲で拭いながら涼しげに笑っている。

「じゃあさ、そろそろ欲しいでしょ?」
琉夏が意地悪そうな顔に変わると美奈子の太ももを持ち、めいいっぱい左右に広げた。
美奈子は抵抗の声を上げたが、琉夏はそれを了承と思ったようで人差し指を蜜の滴る中心にちゅぷっと浅く入れた。
「ほら…もうすげぇよ?こんなに音してる。聞こえる?」
浅く入れた人差し指をちゅぷちゅぷとわざと音がなるように前後に出し入れする。

「あん…やぁ…る、琉夏、そんなのやだよぉ」
浅く長く与えられる快楽に必死に耐えるように美奈子は両手でシーツをつかむ。
「どうして欲しい?ねぇ?」
指先だけ入れていたのを第2関節までぬるっと押し込むと、きゅうきゅうと締めてくる。ここまでで琉夏のボクサーパンツの中のモノは充分立ちあがっていたが
指先に感じる美奈子の蜜の中の締めつけが、数十分後にここに入るであろう事を期待させさらに質量を増した。大きくなりすぎて痛いぐらいだ。勃起しすぎると痛いってのは本当だったんだな、と琉夏は心の中でフッと笑った。

本当はこのまま、今すぐに、ずぶりと入れて滅茶苦茶にしてやりたい。
そして自らも気持ち良くなりたいところだが今日は違う。痛いほど勃起させてくれる目の前の可愛い恋人の自分しか知らない痴態を見てみたい。それは他の誰も知らない、自分だけしか知らないものであればあるほど良い。


そうして彼の独占欲は満たされるのだ。

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