act.5<前>
仲直りはしたが、それはそれ。
琉夏の嫉妬の熱は収まってなどいなかった。


部屋に着くと、美奈子をベッドにドサリと落とした。
「コウの服なんか着ちゃってさ。どういうつもり?」
意地悪な口ぶりだが、ゲームセンターの時のような
冷たいものではなく、
イタズラをしかける時のいつもの琉夏だった。

「えっ…だ、だってびしょびしょだったし、
 着ろって言われたから…」
「ふーん。素直に着ちゃったんだ、オマエ」
ベッドに仰向けになった美奈子に琉夏が膝からゆっくり
近づくと、ベッドはいつものようにギシギシと音を立てた。

体の大きな琥一の服だ。トレーナー1枚だけで
美奈子にとってはワンピースのようになってしまう。

琉夏は美奈子の上に跨って、マウントポジションを取ると
トレーナーの裾を持って一気にスポンと脱がせた。
「きゃっ」と美奈子の叫び声の後、琉夏は目を見開いた。

「マジかよ…」

雨でずぶ濡れになったのは服だけではない。
ブラもずっしり重くなるほど濡れていたので一緒に干したのだ。
ショーツだけはさほど被害にあってなかったのでそのまま
履いていた。つまりノーブラで琥一の服を着用していたのだ。

「ノーブラでコウの服着てたの?」
そう言うとぷるんと目の前で自在に揺れる胸をやわやわと揉み始めた。
「俺、今日ジェラシーの塊だから覚悟した方がいいよ?」
ちゅうっと胸の頂きに吸いつくとわざとぴちゃぴちゃと音を立てながら
味わい始めた。
「やあっ!ああんっ…」
胸の先端を執拗に攻められて美奈子の口から甘い吐息が漏れ始める。
快感に気を取られていると、急に美奈子の両腕が琉夏にグッと掴まれた。
「今日はさ、オマエの事独占しちゃうよ?いい?」
そう言うと、細い美奈子の両手首を器用に左手だけで持ち直し、
空いた右手でヘッドボードに掛けられた使わない制服のネクタイを
しゅるしゅると取って美奈子の両手首をガッチリ縛ってしまった。

「ネクタイ、捨てなくてよかった」
そう言って笑うと、また背を丸めて美奈子の胸の頂きに
再度吸いついた。
「ちょ、るかぁ!手!ほどいて!」
「ダメ。覚悟してって俺言ったよ?」
乳首を口に含みながらモゴモゴと喋られるとよけいに
それが刺激になってまた甘い吐息が漏れる。
手の自由を奪われてしまって、
シーツをつかんで快感に耐えることができない。

琉夏は美奈子の膝を左右に大きく開くと、
ショーツの上から指でぐりぐりと蜜の具合を調べ始めた。
「あれ?いつもより濡れてない?」
「やあ、そ、そんなことないもん!あっ、あんっ…」
一番敏感な芽を人差し指の腹でやんわり押してやると
じわりと蜜量が増えて零れ始めたのがわかった。
「スゲェ…こっちもびしょ濡れだから脱いだ方がいいんじゃない?」
美奈子のショーツに手をかけるとそのままスルリと脱がされてしまった。
「は、恥ずかしいから見ないで!」
手が縛られているため、下半身を隠すことも顔を覆うこともできず
美奈子はふるふると首を振った。

「そっか。オマエ恥ずかしがり屋だもんな。じゃあ…」
そう言うと琉夏はヘッドボードにネクタイと一緒に掛けられていた
タオルを取った。
「見えなきゃいいでしょ?ね?」
「え?まさか…!やだっ!絶対やだあああ!」
なおも美奈子は抵抗するが手首を拘束されているため、
反撃できずにあっという間にタオルで目隠しされてしまった。

「これでよし。もう恥ずかしくないだろ?」
「そうじゃないって!これも外してってば!」
視界を奪われた美奈子は不安でいっぱいだった。
何をされるか全くわからない。抵抗もできない。
「えー?こんなに濡れてるのに?」
つぷっと琉夏の指が入って蜜口を2〜3回乱暴に掻きまわした。
「ああんっ!やっ、だめ…やだぁ」
「こっちは気持ちいいみたいだけど?」

掻き回されたかと思うと指がスッと抜かれて
琉夏の気配が消えてしまった。
ただ、太股の内側に手は添えられているので目の前にいることは
わかるが、どのあたりにいるのかイマイチわからない。
不安になって「るかぁ…?」と呼んでみる。

「ん?なあに?」
随分と下の方で琉夏の楽しそうな声がした。
「な、なにしてるの?」
「いや、スゲェなと思ってさ。オマエのココ見てた」
そう言うと、琉夏は両手の親指で美奈子のヒダを
左右に広げると、その奥の蜜が湧き出ている部分をペロッと舐める。
突然の舌の感触にぞわりとして「ひゃあっ」と美奈子は声を上げた。
琉夏は一度舐めただけで、後はまたヒダを押し広げたまま
ジッと蜜の沸く場所を観察した。
「中ピンク色なんだな。ヒクヒクしてるけど…そんなに俺のが欲しい?」
「み、見ないで!やめて!本当に!」
「でもスゲェ可愛いよ?こことか剥けてピクピク動いてる」
ヒダを持っていた親指を上にずらしてぷくっと立ちあがって
すっかり剥けてしまった芽をぐりっと押した。
「やあああっ!あんっ、やだぁ…そこ、だめだよぉ」
「女の子も勃つって聞いたことあるけど…こんなになるんだ」
勉強になるなぁと琉夏はわざとらしく言うと
また芽をぐりぐりと親指で弄った。
「あっ!やっ…そこばっかりやだあ…」
「じゃあ…ここ?」
下腹部に琉夏の髪がサラリと触れる感覚がしたかと思うと
ザラリとした柔らかい舌が美奈子の蜜壺の中心にぐにゃりと
侵入してきた。
舌はぬるぬるとまるで生き物のように這い回り、
美奈子の下半身を犯していく。
「るかぁ!だめ…ああっ!あっ、あっ…」
びちゃびちゃと溢れる蜜を絡めて水音を立てながら
琉夏は丁寧に味わうと、自分の下半身にものすごい勢いで
血が集まり始めているのがわかる。
このままだと舐めているだけでイってしまいそうだ。
「美奈子のココ、凄い。溶けてるみたい…」
見えない美奈子に実況するために顔を上げると
溶けてるみたいだと言った部分を指でぐちゅぐちゅと擦り上げた。
「な、なんか、変な感じなの…すごく…だから、ね、は、はやく…」
「普段と違って気持ちいいの?縛って目隠ししたから興奮しちゃったんだ?」
「ち、違う!違うよ!絶対違うもん!」
顔をさっきより真っ赤にしてブンブンと首を左右に振る美奈子が可愛くて
「そう?」と琉夏はクスクス笑った。

いつもより多い蜜の量、舐めとっても舐めとっても
最奥から次々と溢れてくる。
琉夏は思う。
いつもならゴム一枚隔てて味わうが、これだけ濡れている中
にそのまま突き立てると一体どれほど気持ちいいのだろうか。
頭の片隅で小さくなってしまった理性が何か叫んでいる気がする。
少しだけ、ほんの少しだけなら…


琉夏は根の先だけをほんのちょっと蜜口に当てると
味わったことのない快感が押し寄せてきた。
体中がゾクゾクする。隔てるものがない快感というものを初めて知った。
「はっ…すっげぇ、何これ。オマエん中…」
亀頭の部分だけ入れてすぐに抜くつもりだった。
(縛って目隠しした上に生…ヤバイだろ、マジで)
そんな自分の意志とは反対に腰がどんどん前へ進む。
もう根の半分が美奈子の中に収まっている。
「ゴメン。俺、ちょっと我慢できない…」
その謝罪が合図だったように一気に美奈子の中に突き立てた。


後半へ続く(CVキートン山○)
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