ジェジュン

「ねぇ?南緒〜?おれおれ〜
ジェジュンだけどぉ!今すぐおっれの
宿舎来てねぇ?早くしてねぇ?!」
「ちょっとヒョン、南緒さん
きっと寝てます、迷惑ですよ」
「うるさぁい!おれは今南緒に
会いたいんだよぉ!電話出てよ〜」
「南緒さ〜ん、俺も会いたいっす〜♪」
「ユチョニヒョンまで!!そんなに迷惑
かけたいのか?お?今何時だと思って
電話かけてるんだ?おんっ?!」
「でっもぉ!南緒がぁ!」
「でももくそもない!切れ!!!」
「ヤー!ヤメろちゃんみ」

つーつーつー


何だこの伝言は…
電話の相手は私の幼馴染
キム・ジェジュンと愉快な仲間たち←
電話がかかってきた時間は今から約30分前
うん、まだ飲んでるだろうな…
幸運なことに明日は休みだし、久しぶりに
ジェジュンに会いたいし…行くかっ!


ぴんぽーん
「はーい!!!!」
がちゃ!
「待ってたよ、南緒!!」

ドアが開くと共に抱きついてきたジェジュン
おいおい、私じゃなかったらどうするのよ


「絶対絶対絶対!南緒だと思った!
南緒なら来てくれるって
おれ信じてたよ〜!!(むぎゅうぅ)」
『ちょっと苦しいよ、ジェジュア…』
「あぁ、ごめんっねぇ!
でも会えて嬉しいっ!」

珍しく泥酔してるジェジュンはにこにこと
笑顔を振りまいている
可愛くて、少し色っぽいジェジュン

すると後ろからユノがやってきた


「ジェジュア、南緒ちゃんを家に
入れてあげないとかわいそうだろ?」
「んあ!そうだった!ごめんごめん!
さぁ、入って!南緒!」


今度は強引に手を引っ張って家の中に
入れようとしてくる、待って、くつ(笑)


「ジェジュア、靴を脱がないと(苦笑)」
「早く脱いでっ!」
『ちょっと待ってよ、ジェジュン(笑)』
「ごめんね、南緒ちゃん
ジェジュンが会いたいってわがまま言って…」
『大丈夫だよ、ユノ〜^^ 私、明日は休みだし
私もみんなに会いたかったからね』
「みんなになの?おれは?」
『ジェジュアに一番会いたかったよ?(笑)』
「あっは!嬉し〜////」


私の大好きな幼馴染はそこら辺の女の子より
顔もスタイルも抜群で、行動が可愛らしい
私なんかより何倍も素敵な人だから
時々、幼馴染なのに行動や仕草の可愛らしさが
こんなにも違うのかと悲しくなる(笑)
一緒に過ごして来たから好みはほとんど
変わらないのに、なんでだろう?


リビングに入るとユチョンとジュンスは
もう床に寝転がって寝てしまっていた
チャンミナはお風呂に入ってるらしい


「僕、ちょっとコンビニいってくるよ。
ジェジュア、南緒ちゃんは何か
いるものある?買ってくるけど…」
『私は大丈夫だよ、ありがとう』
「おっれはアイス!牧場しぼりね!」
「分かったよ(笑)ユチョンとジュンス
部屋に入れたらいってくる」
「お?ヒョン、コンビニ行くんですか?
あ、南緒さんいらっしゃい」
『お邪魔してます〜』
「チャンミナも行く?」
「そうですねぇ…ヒョンのおごり?」
「ははっ、うんいいよ」
「じゃあ行きます!!!!」

ユノはそう言うとちょうどお風呂から
出てきたチャンミナと協力して
ユチョンとジュンスを部屋のベッドに
押し込んでからコンビニに出かけて行った


「ねぇねぇ南緒〜」
『なぁに?酔っ払いジェジュン君』
「来てくれてありがとうっ!」

私があげたライオン柄のコップを
掲げながら笑顔で甘えてくる

『どういたしまして、ふふ』
「さすがおっれの幼馴染!好き〜」
『はは、(苦笑)』

好き、と言われるのは嬉しいけど
幼馴染として、だもんね…
期待しちゃだめだ南緒!


「南緒は?好き?」
『はいはい、好きだよ』
「んもう!ちゃんと考えて?」
『ちゃんと好きだってば』
「じゃあもう今日から幼馴染として
会わないからねっ!ひひ」
『えっ?!』


え、なに、なんで?
ジェジュアに会えないなんてやだ…
なんでそんなに、にこにこしてるの…
私は所詮、その程度の存在なの?


「これからは南緒は彼女だもんね!」
『……へ?』
「だって両思いっでしょ〜?ふふ」

顔を真っ赤にしながらもたれかかってくる
ジェジュンは、私のほっぺに何回もちゅー
してきながら話している…え?ほんとに?


『本気、なんだよね?』
「うん!南緒のこと、本当に好きだよ?
幼馴染としても、女の子としても誰よりも
大好きな人なんだっからね〜!」
『ジェジュア…//// 私もずっと好きだったよ』
「ヤー!過去形なの?(笑)」
『ふふっ、これからも大好き!』




私は今日、幼馴染のいうポジションから
彼女というポジションに変わりました(笑)




→ジュンス

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