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エリーSide



シリウスと談話室に戻るとリリーは先に
ポッターと大広間に行ったとリーマスに言われた
一体いつまでデートの時間なんだろうか?
仕方なくみんなと大広間に向かう
そして二人で座るリリーとポッターを見つけた


『リリー』
「あぁ、エリー!エリーが来たから
デートの時間はここまでね、ポッター」
「もうかい!?楽しい時間はあっという間だね、リリー」
「良かったわね。エリー行きましょう」
『うん』


リリーは立ち上がって少し遠い席に座る
私も隣に座って、ご飯を取りながらリリーに話しかけた


『どうだったの?えっと、デート?』
「デートじゃないけど、そうね…
想像していた物よりはうんと良かったわ。
ポッターと箒に乗るのは嫌だったけど」
『二人で一つの箒に乗ったの!?』
「仕方ないじゃない、一つしかなかったんだもの」
『そう…それで?』
「綺麗な景色を見て、ポッターから花で作った
 王冠をもらったから、部屋に飾ってあるわ
 枯れない魔法をかけてあるのよ?」
『へぇ、ポッターがねぇ…』
「しかも魔法を使わずに作ったって言うから…」
『えっ!?ずっと魔法暮らしのポッターが?
 ……ポッターって本気でリリーが好きなのね』
「やめてよ、エリー」


それからリリーとポッターは湖と
禁じられた森に住む動物達と触れ合って
大広間に戻ってきたらしい。
そこで私が来たからデートは終わったそう


『ふーん、でも楽しめたのなら良かったじゃない』
「今日だけは傲慢な嫌なやつじゃなかったわ」
『見直した?』
「少しだけよ、ほんっっっっの少しだけ!!!」


リリーはチキンにかぶりついた
そんなリリーを見てふふっと笑うと睨まれた




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