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ダリルはそっと傷にキスをしてくれる。
そうしてくれるだけで傷が癒えていく気分になる。
全ての傷にキスを終えたらまた唇に戻って来る。
息を吸おうと口を開くとダリルの舌が入って来て
私の口内を自由に暴れ回る。

息が乱れて、頭がぼーっとする。
ダリルとのキスはどうしてこんなに気持ちいいんだろ…?


「んなエロい顔すんな」
『っしてない…!』


ダリルはキスを続けながら器用に私の服を脱がしていく。
そして頬、耳、首筋へと降りて行き、胸の頂部へ…
ダリルから久しぶりに与えられる快感に
私はただひたすら喘ぐことしか出来ない。

ダリルは片方の胸の頂部を咥えたり、舌で転がしながら
もう片方を指ではじき、つまんでくる。


『はぁっ、だりる…!』


私がダリルの名前を呼ぶとチラッとこちらを見て
胸を触るのをやめて、私の下半身に手を伸ばした。


「はっ、もうびしょびしょだな」
『だりる。言わないで…』


濡れたショーツを取ると、ダリルはそっと顔を埋めた。
ダリルの舌から与えられる刺激が強すぎて腰が浮く。
そんな私の腰を押さえてダリルは舌での攻撃をやめない。


『あぁっ、やだ、だりる!』


ダリルの舌と敏感な所への指での刺激で
簡単に達してしまった。


「気持ち良かったか?」
『いじわる……』
「今度は俺のもしてくれ」
『うん…』


ダリルがズボンを脱ぐと、既にいきり立ったソレが目に入る。
アメリカ人のが大きいのか、ダリルのが大きいのか……
良く分からないけど口に入りきらないソレを懸命に奉仕する。

私の下手な舌使いにも感じてくれているのか、
ちょっと漏れる喘ぎ声がとてもセクシーで堪らない。
ダリルを見上げると、私の頭に手を置いて
感じている姿を見えてもっと頑張りたくなる。
しばらくの間、格闘していたけど、ダリルに止められた。

ベッドに寝転び、いつの間にかゴムを付けた
ダリルを受け入れる。
いつになってもこの圧迫感には慣れない。
そしてじわじわとやってくる快感の波。

私はダリルに必死にしがみついて快感を受け入れた。
何度繰り返したか分からないけど、気が付いたら朝だった。







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