夏休み1日目

今日はペチュニアとリリーで映画を見に来た
ペチュニア、私、リリーの順番で座る
映画はペチュニアが手紙で見たいと言っていた作品
夏休みになったら来ようねって約束してたの


「あぁ!なんだか凄く感動しちゃったわ!」
「私もよ!ペチュニア!良い映画を選んだわね!」
「当たり前でしょ?私のセンスがいいのよ」


二人が笑いあっている、昔のように…
ふふ。とっても楽しい


映画は本当に素敵だった…
主人公は友の為に必死に戦い、力を身につける
最後は友と共に強大な敵を倒すという
まぁ、王道といえば王道のストーリー

それでも主人公と仲間達のやり取りだとか
葛藤とかが凄く上手に描けていて…
私も力をつけなければ、とやる気をくれた

DVD出たら買おうかしら?(笑)



『「「ただいま〜」」』
「「おかえり」」


家に着いて晩ご飯を食べた後、
ダンブルドア先生に頂いた本を読む


「エリー、もう勉強?」
『違うわ、読書するだけよ(笑)』


目次を読んでみる。
なるほど、この本は呪文だけではなく
魔法薬学や道徳心、更には秘密の守人と言った
守護魔法などについても書いてある
うむ、さすがはダンブルドア。上級魔法ばかりだ。
それに今は夏休み。いくら読んでも実際に
練習することは出来ないのよねぇ…
魔法薬学なんてもってのほか。材料ないし…


イメージトレーニングね、あとはどの魔法が
リーマスに危険なく使えるかよねぇ…?
他の呪文も完璧に練習しなきゃ!
闇の魔術なんかに負けないんだから!!
あぁ、早く学校が始まらないかしら!?


とりあえず、私は道徳心のページを読み
強力な眠りについて書かれているページを開いた

なるほど、相手を眠らせるのにも魔法薬を使うのと
呪文を使うのと2パターンあるのね。
魔法薬は無理ね。苦手だもの
それにリーマスが素直に飲んでくれるとは思えない
となると、残るのは呪文だけなんだけど

問題はいつかけるか。
呪文をかけるにはリーマスに対峙しなければならない
変身前でも変身後でもリスクは伴う

変身前だと、リーマスの心を傷つけるし
変身後だと、私もリーマスも傷つく恐れもある

呪文だけ分かっていても…何か、そうね
自分を隠す道具でもあれば便利なのに


そう思いながら眠りについた




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