▽左：七号 右：五号
性別：男
年齢：14歳
腹部の結合双生児。帝王切開による出産直後は顔も結合していたものの、状態が落ち着き次第に手術で分離した。そのため、七号は左耳、五号は右耳を失っている。肩がつっかえるとのことで普段から肩を組んでいて、意識、感情と痛覚の共有が可能なために喧嘩や諍いをよく起こすがそれと同じほどに仲がよい。何度か本気で喧嘩して結合部分が裂けそうになったことがある。七号は温厚な性格で、共有する感情の哀楽を受け持つ。大人びているが、頑固で聞き分けが悪くずる賢い。基本的に五号以外には敬語。五号は単純で直情的、共有する感情の喜怒を受け持ち起伏が激しい。子供らしく好奇心が旺盛で後先を顧みないが、扱いやすく物わかりがいい。誰に対しても砕けた口調で接する。中東出身と自称しているが詳細は不明。髪色は両者共に染めたものであり地毛ではない。両親をはじめ、近親のことは全く覚えになく、肉親はお互いと腹部の結合部分に存在する胎児の形をした腫瘍のみ。その腫瘍が「六号」ということになっている。腹部の分離を拒んだのは六号の存在があってのこと。七号と五号は六号のことを「妹」として扱っている。二人の楔の役目を果たしているが、普段はただの腫瘍であり意思はない。一定の条件が揃うと、時折思念として二人の脳に直接干渉してくる。二人を繋ぐ位置にあるせいか、二人を内側から制御することが可能。しかし、同時に二人の意識を共有する核の役目もあり、六号に何らかの被害が及ぶと二人の意識共有が不可能になる。二人にとって六号は互いの絆、存在理由の象徴であり、かけがえのないものとして大切に扱っている。二人が六号の分の栄養も摂取しているために大食い。しかし成長する様子は今のところ見られない。
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