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無事にカボックへ帰宅し、そのままビオラの店に向かう。

「ちょっと待ってて」

そう言ってビオラは何か作り始めた。俺は暇になったから店に並べてあるものを眺める。

どれくらい経ったのかは分からないけど、日が落ちたころビオラが俺を呼んだ。

「待たせてごめん。はいこれ」

「…これは」

「お菓子。ぷにぷにのゼリーとランドーを特製のドレッシングで味付けしてみた」

今食べろって意味なのか、ビオラはじっと俺を見る。
とりあえず一口食べてみた。

「…美味い」

「ほんと?」

「うん、美味い。ノーマンさんと良い勝負だよ。ありがとう」

「お礼なんて…材料集めにはクレインくんにも手伝ってもらったし、何より私が勝手に作ってプレゼントしたんだから」

やや自嘲気味に笑うビオラ。これはビオラの癖と言ってもいいだろう。

「そんなことないよ。プレゼントをもらって嬉しくないなんて思う人はいないから」

「優しいね。クレインくんのそういうところ、私は好き」

さらりと告白された。このスイーツを口に含んでなくてよかった。口に含んでたら今頃びっくりして吹き出してただろうから。

ビオラのこういうところ、正直ちょっと心臓に悪い。正直なのは良いことなのだけれど。


その後拠点に戻るとリイタが怒っていた。そして俺は夕食抜きになった。理不尽だ。





終わり微妙。Aで終わるはずだったのに長引いた。リイタも好きだよ。だけど私はクレビオ派
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