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ノーマンさんに頼まれて何故かビオラと二人でぷにぷに神殿に行くことになった。モンスターがいて危ないのにノーマンさんは何を考えているんだろうか。
ビオラはばくだんを沢山持ってきているから平気だって言うし。
「なぁ、ビオラ」
「なに、クレインくん」
隣を歩くビオラは普段室内にばかりいるからかちょっとつらそうだ。
「休憩するか?」
「……平気」
「平気って顔じゃないだろ」
全くリイタといいビオラといい、何でこうも意地を張るんだろうか。
「無理してたらいざモンスターに遭遇した時に動けないかもしれないだろ?」
俺がそう言ったらビオラは手近にあった岩に腰を下ろした。なんだ。やっぱり疲れてたんじゃないか。
「クレインくんはつらくないの?」
「今はね。旅を始めたばかりの時はしょっちゅう疲れてたけど」
「そっか」
他愛もない話。でも、それでもビオラはどことなく嬉しそうだ。
「何でノーマンさんは俺とビオラの二人でぷにぷに神殿なんかに行けって言ったのかな」
「私がお願いしたから」
「なっ…」
ノーマンさんじゃなくてビオラの依頼だったのか。
「クレインくんにまたプレゼントを作ろうと思って。それにたまには二人でお話してみたかったから」
そう言ってニコリと笑ったビオラがちょっと可愛いと思ったのは内緒の話。
我が家のクレビオは友達以上恋人未満
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