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校長室のソファに、三成と曹丕は隣同士に座っていた。

目の前には機嫌の良い校長がニコニコと笑顔で座っている。



「この学校はどうですか?」

「援助する価値はあるな」

「ありがとうございます」


曹丕の返事を聞き、校長は更に機嫌を良くした。

三成はため息をつき、ふと窓の外を見た。


そこには、見たことも無いような美しい女性が慌ただしく何かを探している様子で走っていた。

すると今度は曹丕が三成の視線を追い、ああ、と言って窓に近寄り、開けた。


「甄」


室内に風が入り、肌寒く感じるが、曹丕は構わず外の麗人を手招く。


「我が君!」


瞬時、女性はパッと笑顔を咲かせて窓越しに曹丕と会話する。

部屋の気温は下がり、話も出来ず。

校長の機嫌も少し悪くなった。


そもそも、何故自分がこの場にいなければならないのか。


三成はまた一つ、ため息を着いた。

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