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天宮 萌様に捧げます!
3000キリ番御礼小説!

ミッション:豹変平助に翻弄される


さぁ温かい目と心はお持ちですか?
ヘタレな平ちゃんと積極的な平ちゃんは好きですか?


準備ができた方はどうぞ!!



――――――――――――――――――――






平助君は明るくて、優しくて。
私の大好きな人。
ちょっと距離が近づいただけで赤くなっちゃうんだから可愛いななんて思ってたのに。



彼氏になったら。



なんだか積極的?








―ほんとのきみは―














 「私・・平助君のことが・・好きです//」





言っちゃった・・ついに。

目の前の平助君は絵に描いたように真っ赤で。

じっと見つめたら目が泳いじゃって。



平「お・・俺も・・。名字のこと、好きだ。」



絞り出したようにそう応えてくれた。




平助君とは同じクラスで、明るくていつも笑顔の彼を私はすぐ好きになった。
話しやすくて、よく一緒にいるようになったんだけど。



本の貸し借りをするのに手がふれた・・とか。
ノートを見せてもらうのに身を乗り出したら近かった・・とか。




そんな些細なことにいっつも顔を赤くしちゃう平助君が可愛くて。




平助君も私のこと好きでいてくれるかな・・って期待しちゃったけど、きっとこのままいても進展しそうにないので、ついに私から告白してしまったわけです。はい。






 「嬉しい!」




平助君の返事に思わず抱きついた。
だって本当に嬉しかったから。



平「わっ・・//名字!?ちょ・・ちょっと・・。」



抱きつかれた平助君はさらに顔を赤くさせて慌てるだけで。
その両手は宙をさまよっていた。




 「平助君、可愛い。」



平「か・・からかうなよ・・///」



困ったような顔をしたので平助君から一度離れる。
オレンジ色の教室は一生の思い出だ。




 「帰ろうか?」



平「あぁ・・//」




そう言って私たちは放課後の教室を後にした。
照れまくった平助君はまだ手を繋いできてくれなかったけど。
明日か、明後日あたり私から繋ごうと考えていた。











まだこのときは。

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