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楓様に捧げます!
4000キリ番御礼小説!

ミッション:女装した薫を嫁にする



さぁ温かい目と心はお持ちですか?
男装して隊士になれますか?
前半は薫君がキャラ崩壊してツッコミになってますがスルーできますか?
女装した薫君を嫁にしたいですか?


準備ができた方はどうぞ!!



――――――――――――――――――――




それは。



まさに。




青天の霹靂。





―Boy meets Girl―






薫「さあ、千鶴。俺と一緒に行こう。」





千「・・薫。」





 「千鶴、あの子は?」






それは一番組の巡察中のこと。




千鶴に瓜二つの少女が彼らの目の前に立ちふさがった。


綺麗に化粧をして微笑んでいるが、目が笑っていない。
千鶴が一歩後ろに下がる。




 「千鶴?」



名前の問いかけに千鶴が答える前に沖田が返事をした。




沖「千鶴ちゃんのお兄さんだよ。薫っていうんだ。この子のこと、何かと狙ってくるんだよね。」




千鶴を庇うように沖田が一歩前に出た。
他の隊士達はただ見ていることしかできない。
彼らにとっては少女にしか見えないからだろう。




薫「千鶴、お前がこないなら、その周りの奴らから一人残らず消してやろうか?」




少女には似合わない刀をぬくと一気に名前に向かってきた。




沖「名前ちゃん!」




まさか名前に向かうとは思っていなかったのか、沖田の焦った声が響いた。




――キンッ!




刀のぶつかりあう音が響き渡る。

ざわっと周りが騒がしくなり、歩いている人々は一気に離れて行った。




薫「ふーん。幹部じゃなくても使える奴はいるもんだね。」




 「君・・。」



ギリギリと鍔迫り合い状態のまま、名前は薫に話しかけた。




薫「何?」



不快だと言わんばかりの表情で薫は睨みつける。




――キンッ!



名前が力をぬき、薫が前のめりになる一瞬をついて一歩後ろに跳ぶと薫の刀を叩き落とした。




薫「ちっ。」



すぐに刀を拾おうとする薫を止めるように、名前は前へ踏み出し、そして。





千「え・・?」




沖「あ。」





薫「なっ!?」





思い切り抱きしめた。








突然の出来事に薫も、千鶴も、沖田も、他の隊士たちも動けないまま。









 「私のお嫁さんになってください!!!!」










町中に名前の声だけが響き渡った。

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