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天宮 萌様に捧げます!
5000キリ番御礼小説!

ミッション:平助VS総司→平助落ち☆



さぁ温かい目と心はお持ちですか?

平助と総司に奪い合われる準備はできましたか?




準備ができた方はどうぞ!!



――――――――――――――――――――







クラスで目立つ存在なわけじゃない。


どちらかと言えばおとなしくて。


教室の隅で本を読んでいるのが似合う感じで。



だけど小さな花みたいに笑って。



その笑顔にこっちまで嬉しくなって。



いつからか。



俺が守ってやりたい。



そう思ったんだ。









―トライアングル・ラプソディ―










平「名字!」




放課後。



テスト一週間前とあって部活も休みだし、だいたいの生徒が真っすぐ家に帰って行く。
俺は名字が帰る前に声をかけなきゃと必死でタイミングを窺っていた。




 「平助君?どうしたの?」



鞄に教科書や筆記用具をつめていた名字は少し驚いたようにこっちを見てくる。




・・・・・可愛い。




いや、なんていうか。
特別の美人とか、学年一可愛いとか。
そういうわけじゃないんだけど。


少しおっとりとした仕草とか。
小動物みたいな表情とか。

何もかもが可愛く見える。






俺は・・重症だ。








平「あ〜あのさ。勉強、教えてほしいんだ。少し時間ない??」



名字の前の席に座り、そう話しかけた。



 「いいよ?ここでする?図書館とか行く?」




平「ここで。」




 「わかった。」




図書館だと喋れないし。
ここならみんな出ていっちゃうから二人きりになれる!!





 「何の科目かな??」




名字はクラスでもトップのほうだし、俺が勉強聞いても特に違和感ないよな。





平「えーと・・数学と・・国語と・・世界史と・・英語と・・。」





 「ふふっ。平助君。それ、全部だよ?」




平「え!?あ・・。」




そんなつもりはなくて。
ただ苦手な科目言ってっただけなのに。
そりゃそうだよな。俺全部苦手だし。




 「平助君っておもしろいよね。」




くすくす笑う名字に嬉しくなって。
俺も一緒に笑った。





 「私で良かったら、一緒にテスト勉強しよ?」




平「ほんとか!?」




 「うん。」



立ちあがる勢いで聞き返した俺に名字は驚いたみたいだったけど。


だってそれって毎日放課後一緒に勉強できるってことだよな!?



やべ・・すっげえ嬉しい!!!




これって・・もしかしてすごくいい展開なんじゃねえの??





そんな俺の嬉しさとか喜びとか。
そういうものを一気に吹っ飛ばす声がした。










沖「僕も一緒に勉強したいなぁ。いいかな?名前ちゃん。いいよね?平助君。」







女子には人気のその笑顔。

俺には真っ黒にしか見えないぞ。

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