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ぐりふ様に捧げます!
7772隠れキリ番御礼リクエスト話♪


お相手:沖田さん


主人公:社会人設定


相変わらずのクオリティですが大丈夫ですか?
沖田さんに愛されましょう♪


それではどうぞ!





――――――――――――――――――――






今年の春、社会人になりました。

慣れない仕事、眠い通勤、ちょっぴり怖いけど頼りになる上司、楽しい同僚。そして。


素敵な出会いがありました。













―全部全部捧げます―














沖「名前ちゃん、お昼食べに行こう?」



 「あ、総司君。ちょっと待って。」



昼休憩のチャイムが鳴って、私の席に総司君がやってきた。
同期で唯一同じ部署の総司君とはこうしてよくお昼を一緒に食べる。

急いでバッグから財布を取り出す。



平「お、総司ー!名前!飯一緒にいこーぜ!!」



沖「平助君。」



 「あ、平助君。いいよ〜。」



少し離れたところから平助君がニコニコしながらぶんぶん手を振っている。
平助君も同期だけど営業に行っちゃったからなかなか一緒になることがない。



沖「・・・空気よんでくれないかな?



 「え?何か言った?総司君。」



沖「ううん。何も言ってないよ。」


平「どこ行く??」



腹減った〜と言いながら平助君が歩き出すのに私達もついていった。

向かった先は会社からそう遠くない定食屋さん。



平助君が座り、向かい側に総司君が座った。
どっちに座ろうと迷う暇もなく、総司君に手を掴まれ隣に座らされる。



沖「君の席はここだよ、名前ちゃん。」



 「あ・・えっと・・///」



掴まれた手首が熱い。
座ったのに手をはなしてくれないことに顔にまで熱が集まる。



平「あー・・・・そういうのは家でやってくんねえ?」



半眼で呆れたように頬杖をつきながら平助君が呟いた。
総司君は悪びれる様子もなくニコニコしてる。



沖「空気よめないで誘ってきた平助君が悪いよね。付き合い始めて一週間の二人についてくるほうが悪くない?」



平「あのなー。」



一週間。
そう、一週間前。総司君に告白されて私達は付き合うことになった。
同期なのに仕事ができる総司君に憧れていたのもあって、告白されたことは素直に嬉しかったから。
私は頷いたんだけど・・。



沖「名前ちゃん、何食べる??」



いつの間にか腕は解放されていて、総司君が私にメニューをくれた。



 「えっと・・。さばみそ定食。」



沖「あー、僕もそれ迷ったんだよね・・でも生姜焼きにしようかな。平助君は?」



平「俺はから揚げ!」


 「似合うね、平助君。」



平「だろー!」



いつも元気いっぱいな平助君にから揚げが似合いすぎていて思わず笑ってしまう。


沖「確かに平助君はから揚げって感じだね。」



 「でしょ?」



沖「うん。三歩歩くとすぐ忘れちゃうから鶏にそっくりだよ。」



平「総司!どういう意味だよ!」



沖「そういう意味だよ。」



 「ちょっと総司君・・。」


平「三歩ぐらいじゃ忘れねえぞ!」



沖「あーじゃあ十歩ぐらいかな。」



こんなやりとりはいつものことで。
定員のお兄さんも笑っちゃってる。
もう、恥ずかしいなぁ。

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