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ルルーシュ様に捧げます☆
9000キリ番御礼!!!


ミッション:沖田さんをタジタジにさせるw



さあさ、お嬢様達、あたたかい心と目をお持ちになりましたか?
沖田さんを無邪気に翻弄しましょう☆






――――――――――――――――――――







無意識とか無邪気とか。
綺麗そうな言葉に限って。
罪だとは思わない??











―翻弄ガール―













名前とは幼馴染だ。
小さい時は弱虫の泣き虫で僕の後ろをいっつもくっついて歩いているような子だった。


それはそれは可愛かったんだよ。本当に。





 「総司ー!!!!!」





ゆっくりと声のしたほうを振り向くと、教室のドアの所に名前がいた。
ひらひらと手をふって笑っているその笑顔は小さい頃から変わらない。




 「化学の教科書忘れちゃった!かして〜。」



僕の机の所まで真っすぐ歩いてきて。
手を目の前に突き出してくる。
小さくため息をついて机の中から教科書を取り出し、彼女の小さな手にのせる。





 「ありがとう!総司!大好き!!!」




そう言い残して名前は教室を去っていった。




うん。
まあ。



名前は見事な小悪魔に成長したってわけ。






大好きとかさ。
そう簡単に言うもんじゃないよ?
しかも笑顔で。
冷静装うのがどれだけ大変だと思ってるのかな?
胸に手を当てたらすぐにばれてしまうぐらいうるさいことになってるのに。


もちろん僕が幼馴染だから名前もそういうことがさらりと言えちゃうのかもしれないけれどね。


いや、・・・他の奴にも言ってそうだよね。
言ってるのかな。
言われた奴一人ずつ潰していかないと僕の気がすまないんだけど。







平「・・あいっかわらずだな、名前は。」



僕の後ろから平助君が声をあげた。
振り向くと呆れたような、いや、僕を哀れんだような目で見ている。



沖「何?」


平「だって総司、名前のこと好きなんだよな?」




沖「は?」



平「総司も大変だよなー。無邪気なんだかわざとなんだかわかんねえけどさ。勘違いする奴いっぱいいるぜ?あれ。」




何、平助君のくせに生意気なんだけど。
なんで僕の気持ちに気付いてるわけ。





沖「今に始まったことじゃないよ。」




平「でもいつも余裕の総司がさ。あいつにはかなわねえってわけか。」



ケラケラ笑ってるから平助君の机に置いてあった消しゴムを思い切り一君にぶつけてやった。

その後、平助君は一君に追いかけられていた。
僕悪くないもんね。





悪いのは。
名前だよ。

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