商店街に戻ってきたがドラえもんの姿は一向に見えない。
「ほんとどこいったんだろ・・。」
平「あぁ。困ったな。」
風「おい。」
主・平「「うわっ!」」
いつの間にか再び風間が現れた。
良く見ると彼の家の前。
どうやら店番中のようだ。
風「さっきはよくもあいつを呼んでくれたな。おかげで俺は店番をするはめになった。」
平「いや、呼んだのは俺じゃなくて一君だし!」
風「とりあえず殴らせろ。」
「忠実すぎる・・そして似合う・・あはは。」
平「笑ってる場合かよ名前!ちょっと待てって!」
風間は勢いよく平助に掴みかかってきた。
平助もただで殴られるわけもなく必死にかわす。
平「馬鹿!やめろって!」
「ちょっとやめなよ、こんなところで!」
名前も入ってとめようと風間を掴んだ。
が、その手を逆にとられてしまう。
風「ではお前を嫁にもらおう。」
平「意味わかんねぇから!名前に触んな!!!」
?「空気ピストル。」
そう声が聞こえたと思った瞬間。
風間が吹っ飛んでいた。
風「うっ・・。貴様・・。」
「これ・・道具!?まさか!」
平「どらえも・・?」
名前と平助がゆっくりと振り返る。
沖「どうしたの?のび太君としずかちゃん。」
「そ・・総司君が・・。」
平「ドラえもん?」
にっこりとほほ笑んで佇んでいるのはいつもの沖田総司だった。
しいていえば着物が青い。
そして指先には小さな筒のようなものがついている。
沖「ねぇ、のび太君はともかく、しずかちゃんにまで手だすのやめてくれない?」
風「いきなり道具を使ってくるとは卑怯な・・。」
沖「君に言われたくないよ。もう一発くらいたいの?」
「愛がないよ・・ドラえもんの大きな愛情が感じられないよ・・。」
平「のび太はともかくって言われたぞ。」
風「ちっ・・ここはひくか。」
そう言って風間は店の中へと入って行った。
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