斎「何をしている。」
平「一君!」
「一君は誰なんだろ・・。」
風「・・・出来杉か。」
不「なんだよ、何か文句あるのか?」
「一君出来杉君なの!?似合うー。」
平「あ、頭もよくて運動もできる奴だっけ?」
「そうそう。」
名前と平助の前に庇うように立つ斎藤。
斎「嫌がっているだろう。」
風「貴様には関係のないこと。」
不「そうそう。別に関係ないだろ、あんたには。」
斎「のび太、しずかちゃん、今のうちに逃げろ。」
「一君にちゃん付けされるなんてレアすぎる!できれば名前でもう一度・・。」
平「言ってる場合か!お言葉に甘えて逃げるぞ!」
「でも・・一君一人にするなんて・・。」
斎「大丈夫だ。すぐに応援が・・きたようだ。」
いつの間にか風間、不知火の後ろに影。
天「風間、何をしているのです。店番の時間ですよ。」
ジャイアンママ!AMAGIRI☆
風「む・・。興が失せた。帰るとするか。」
不「じゃ、俺も帰るか。」
天霧が二人を連れていくとその場に残されるのは三人となる。
平「あ・・ありがとな!」
「あの、ドラえもん見てない?」
斎「見ていないが・・。いないのか?」
平「あぁ。どこ行ったんだろう。」
斎「俺も見つけたら連絡しよう。あっちを探しておく。」
「ありがとう!」
そう言うと斎藤は二人とは別の方向へ歩き出した。
平「一君はここでもいい奴なんだな。」
「確かに。あれ・・あそこにいるのは・・。」
名前が見つめる先に人影が二人分。
どう見ても左之さんと千鶴ちゃん。
「あの・・・。」
千「あ、のび太さん、しずかさん。」
原「よ、おじいちゃん。」
突然変異万歳☆
平「はぁ!?おじいちゃん!?」
「もしかして・・ドラミちゃんとセワシ君なんじゃないの?」
平「誰だよ、セワシって。」
「さっき出てこなかった?孫の孫だよ。」
平「いたような・・いなかったような・・。」
原「ひでぇなぁ。俺の顔忘れちまったのか?」
千「ふふふ、冗談ですよね?」
「あ、ドラえもん見なかった?」
千「お兄ちゃんですか?いえ、見てないですけど。私達も探してたんです。」
平「どこにいるんだ・・。」
千「もう困ったお兄ちゃん。私達はあっちにいきますね。のび太さん達はそっちをお願いします。」
そう言うと千鶴ちゃんと原田さんは二人並んで歩いて行った。
平「よし、俺達はあっちだな。」
平助も気合いを入れるようにのびをして歩き出した。
名前もそれに続く。
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