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平「はぁ・・はぁ・・。死ぬかと思った。」


 「はぁ・・忘れてた。のびママめっちゃ怖いこと・・。」



どうにか家から脱出をし、街中まで走り抜けた二人。



 「どうやら、平助がのび太で、私がしずかちゃんみたいだね。眼鏡といい、私の髪型といい。」



平「で、母親が土方さんだろ?」



 「ちょ・・思い出すからやめてよ・・くくっ・・。」



平「どうする?とりあえず。」



 「ドラえもん探そう!きっと力になってくれるよ。」



平「でもさー。この感じだと・・ドラえもんも誰かなんじゃないのか?」



 「誰だろ・・近藤さんとか?」



平「山南さんだったらどうする?」



 「生きて帰れる気がしない。」



平「いそうな場所わかるか?」



 「うーん・・。あ、どら焼き買いに行ったのかも。和菓子屋さん探してみよう。」



平「おう。」




どら焼きを売ってそうなお店を探して商店街をさまようことにした。
無事見つかったが店主によると今日ドラえもんは来ていないと言う。



 「とりあえず・・どら焼き買ったけど、これでドラえもん来てくれないかなー。」



平「いくら猫でも近くにいなければ匂いもわかんねぇだろ・・。」



 「他にも聞き込みしてみよっか。きっと空き地に誰かいるよー。」



平「ジャイアンと・・スネオだったっけ?」



そんな会話をしながら、勘で空き地を目指すことにした。
どういうわけか迷うことなく空き地にたどり着く。



 「・・・まさか、あの二人・・。」



平「げ・・。無視しようぜ、無視。」




不「お、のび太じゃねぇか。」



風「何を持っている。」



空き地の土管に座って話し込んでいたのは風間と不知火だった。


 「これはどら焼きだよ。ちー様がジャイアン?」



風「何をいまさら。おいのび太、それを俺によこせ。」



ジャイアニズム発動wwwww



平「な・・なんでお前なんかにやらなきゃいけないんだよ!」



風「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のものだ。」



 「ちょ・・そのセリフ似合いすぎ!!!}



不「なぁ、のび太なんて放っておいて俺の家にこないか?ゲームしようぜ。」



 「スネオw」



平「なんで名前だけ誘うんだよ!」



不「悪いな、そのゲーム二人用なんだ。」



 「そこは原作に忠実になれよ、何ジャイアンも放置していこうとしてるんだ!」



不「お前と二人がいいんだよ。」



 「こんなグイグイなスネオ見たことないから!そんなことよりドラえもん知らない?」



風「あの猫か。見てはいない。」



不「ここには来てないぜ?ま、それはいいから俺達と遊んで行けよ。」



平「しつこいぞ、お前ら!」



名前だけを無理やりひっぱっていこうとする不知火に平助が掴みかかろうとした時だった。

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